MakeとLINEでAI自動返信を作る手順、ノーコードで準備するもの
LINEに届いた質問に、AIが文章を考えて自動で返す仕組みは、ノーコードの自動化ツール「Make」で組めます。この記事では、作る前に用意するものと、作る順番を整理しました。運営者はまだ作っていないので、公式の案内を読んで調べた手順としてまとめています。
結論:用意するものは「LINE公式アカウント」「Messaging APIのチャネルアクセストークン」「AIのAPIキー」「Makeのアカウント」の4つです。流れは「LINEに届いたメッセージをMakeが受け取る→AIで返答文を作る→LINEの応答メッセージ(Reply)で返す」だけです。応答メッセージはLINE公式アカウントの通数に数えられません。
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この記事を書いた人
運営者は非エンジニアで、ClaudeとClaude Codeに頼んでゲームサイトと特化サイトを作っています。MakeとLINEの連携はまだ使っていません。自分の作業に使う候補として、Make・LINE Developers・OpenAIの公式ページとヘルプを読んで調べた内容です(2026年10月19日に確認)。
仕組みの全体像
動きは4つの段階に分かれます。
- お客さんがLINE公式アカウントにメッセージを送る
- LINEが、その内容をMakeの受け口(Webhook URL)に送る
- MakeがAI(OpenAIなど)に質問を渡して、返答文を作ってもらう
- Makeが、LINEの応答メッセージとして返答文を送り返す
Webhookは「何か起きたら、決めておいたURLに知らせる仕組み」のことです。LINE側に、Makeが用意したURLを登録しておくイメージです。
ねこプログラム書かんでも、LINEのAI返信ってほんまに作れるん?
フクロウMakeには、Makeが確認して管理しているLINEのアプリがあるんじゃ。メッセージを受け取る「Watch Events」という起点から組み立てられる。ただし、LINE側の設定は自分でやる必要があるぞ。
作る前のチェックリスト
準備がそろっていないと、途中で何度も画面を行き来することになります。上から順にチェックしてください。チェックはこのブラウザの中だけに保存され、どこにも送られません。
0 / 7 完了
- ビジネスIDに登録して作成フォームに入力します。料金は月0円のコミュニケーションプラン(無料メッセージ200通)から始められます。
- LINE Official Account Managerの「設定」→「Messaging API」から有効にします。このとき選ぶプロバイダーは後から変更できません。
- LINE Developersコンソールで、チャネルの「Messaging API設定」タブから発行します。長期のトークンは期限がなく、1チャネル1件までです。
- どちらも最初はオンです。オンのままだと、AIの返答と自動の定型文が両方届きます。LINE公式の案内でも、Messaging APIで返すならオフにするよう勧めています。
- OpenAIの場合、API(開発者向けの窓口)はChatGPTの月額プランとは別の支払いです。APIの請求設定で支払い方法を登録します。
- Freeプランは月1,000クレジット・有効なシナリオ2つまでです。作って試すだけなら、まずはFreeで足ります。
- 「営業時間・料金・予約方法には答える」「医療やお金の判断は答えず人につなぐ」のように、AIに渡す指示を3行で書き出しておきます。
前提の数字は、Make・LINEヤフー・LINE Developersの公式ページで2026年10月19日に確認したものです。
作る手順
1. MakeでシナリオとWebhookを作る
Makeでは、自動化の流れを「シナリオ」と呼びます。新しいシナリオを作り、最初の部品(モジュール)にLINEの「Watch Events」を置きます。LINEとの接続を作る画面では、控えておいたチャネルアクセストークンなどを入れます(入れる項目は画面の案内で確かめてください)。Webhookを作るとURLが表示されるので、コピーしておきます。
Makeの公式テンプレートにも「Send automated replies to messages using ChatGPT and LINE」(ChatGPTとLINEで自動返信)があります。白紙から作るのが不安なら、テンプレートを開いて中身を見比べるのも手です。
2. LINE側にWebhook URLを登録する
LINE Developersコンソールで、チャネルの「Messaging API設定」タブを開きます。Webhook URLの「編集」にMakeのURLを貼って更新し、「検証」を押します。「成功」と出たら、「Webhookの利用」をオンにします。ここを忘れると、URLが正しくても何も届きません。
検証のときは、中身が空のお知らせ(イベントなし)が送られます。シナリオが「空のお知らせ」で止まらないよう、次の部品の前に「メッセージがあるときだけ進む」条件(フィルター)を入れておくと安心です。
3. AIで返答文を作る
2つ目のモジュールにAIを置きます。MakeのOpenAIアプリには「Generate a response」などのモジュールがあります。指示文には、チェックリストの7で書いた「答える範囲」と、受け取ったメッセージの本文を入れます。
Makeの公式ヘルプによると、OpenAIなどのAIアプリは1回の動作で1クレジットです。自分のAPIキーを使う場合、トークン(文章の量)の料金はOpenAIに払います。なお、自分のAIの接続を使う方式の一部は有料プラン向けと案内されているので、Freeでどこまで使えるかは作る前に画面で確かめてください。
4. LINEの応答メッセージで返す
3つ目のモジュールで、LINEの返信(Reply)を送ります。受け取ったイベントに入っている「応答トークン(replyToken)」と、AIが作った文章を渡します。応答トークンは、そのメッセージに返信するための使い切りの合言葉のようなものです。期限が切れたものや使用済みのものは使えません。
5. シナリオをオンにして試す
シナリオを保存してオンにし、自分のスマホから友だち追加してメッセージを送ります。返事が来なければ、Makeの実行履歴とLINE Developersの設定(Webhookの利用・URL)を順に確認します。
ねこ返信のときに、全員に送る「一斉配信」のほうを選んでもうたらどうなるん?
フクロウメッセージをくれた人以外にも届いてしまうし、通数にも数えられるんじゃ。1対1で返すなら、応答(Reply)を選ぶのが基本じゃよ。
応答(Reply)とプッシュ(Push)の違い
LINEのメッセージの送り方はいくつかあり、通数に数えるかどうかが違います(LINE Developersの料金ページ、2026年10月時点)。
| 送り方 | いつ使う | 通数に数える? |
|---|---|---|
| 応答(Reply) | 届いたメッセージに返す | 数えない |
| プッシュ(Push) | こちらから好きなときに送る | 数える |
| 一斉配信(Broadcast) | 友だち全員に送る | 数える |
無料のコミュニケーションプランは月200通までで、追加の購入はできません。AIの自動返信を応答で組めば、200通の枠を使わずに返せるということです。
1回の返信で使うMakeのクレジット
Makeは、モジュールが1回動くごとにクレジットを使います。この記事の形(受け取る・AI・返す)なら、1通への返信でおよそ3クレジットです。Freeの月1,000クレジットなら、計算上は月300回あまり返せます。
ただし、条件分岐の部品やAIの文章量しだいで増減します。自分の使い方で何回動くかは、Makeの料金とクレジットの計算機で出せます。
正直なデメリット
- AIは間違えることがある:料金や在庫など、正確さが要る質問は人が確認する流れにしておく必要があります。
- 費用が2か所に分かれる:Makeのクレジットと、AIのAPI料金は別々に払います。
- 画面が英語:Makeのモジュール名やヘルプは英語が中心です。
- クレジットを使い切ると止まる:次の更新まで返信が止まります(Makeの料金ページの説明)。
向いている人・向いていない人
| 向いている | 向いていない | |
|---|---|---|
| 質問の中身 | 営業時間・予約方法など、答えが決まっている | 個別の判断や、責任が重い相談 |
| 量 | 月に数十〜数百通 | 月に何千通もあり、すぐ返す必要がある |
| 作り方の好み | 画面の上で部品をつなぎたい | サーバーも含めて自分で管理したい |
自分のサーバーで動かしたい人は、n8nでLINEとつなぐ方法も読んでみてください。どのツールにするか迷ったら、Make・n8n・Zapierの違いで3問の判定ができます。
ねここれ、副業で受けてる問い合わせの一次対応に使えそうやな。
フクロウ使える場面はあるじゃろう。ただ、最初は自分のアカウントで試して、返答の中身を毎日見るところからじゃ。
Makeを始めるなら、公式サイトからアカウントを作れます。Makeの公式サイト。ほかのAIツールも含めた全体像は、AI副業で使う海外ツールの一覧にまとめています。
まとめ
- 用意するのは、LINE公式アカウント・チャネルアクセストークン・AIのAPIキー・Makeの4つ。
- LINEのWebhook URLにMakeのURLを貼り、検証したら「Webhookの利用」をオンにする。
- 返信は応答(Reply)で送る。通数に数えられないので、無料プランの200通を使わない。
- 1通の返信でおよそ3クレジット。Freeの1,000クレジットで月300回あまりが目安。
- 応答メッセージ・あいさつメッセージはオフにしておく。
よくある質問
- MakeとLINEのAI自動返信は無料で作れる?
- Makeは月1,000クレジットのFreeプラン、LINE公式アカウントは月0円のコミュニケーションプランがあります。AIのAPI料金は別にかかります。OpenAIのAPIはChatGPTの月額プランとは別の支払いです。
- AIの返答とLINEの自動応答が両方届くのはなぜ?
- LINE公式アカウントの応答メッセージやあいさつメッセージがオンのままになっている可能性があります。どちらも最初はオンなので、LINE Official Account Managerでオフにします。
- AIの自動返信はLINEの無料メッセージ200通に数えられる?
- 応答メッセージ(Reply)で返す場合は数えられません。プッシュや一斉配信で送ると数えられます。
- Webhookの検証は成功したのに返事が来ないのはなぜ?
- LINE Developersコンソールで「Webhookの利用」がオンになっているか、Makeのシナリオがオンになっているかを確認します。Makeのクレジットを使い切っている場合も止まります。
参考:Make Pricing、Make Help: Credits、Make: LINE integrations、Messaging APIを始めよう、ボットを作成する、チャネルアクセストークン、Messaging APIの料金、LINE公式アカウントの料金プラン、OpenAI: Managing billing for ChatGPT and the API platform(2026-10-19時点で確認)
この記事は、運営者(非エンジニア)が公式の案内を読んで調べた内容をまとめたもので、実際に作って動かした記録ではありません。料金・画面・モジュール名は変わることがあります。作る前に各公式ページで確かめてください。