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AI OverviewsのSEO対策は何をする?Googleの説明を読んでみた

公開:2026-10-19 最終更新:2026-10-19 運営:asobilab

検索結果のいちばん上にAIの答え(AI Overviews、日本語の画面では「AIによる概要」)が出るようになり、「AI向けの対策をしないと置いていかれる?」と気になっていました。そこでGoogleの公式資料を読み、やることとやらなくていいことを1枚の表に整理しました。

結論:AI Overviewsに出るための特別な対策はいらない、というのがGoogleの公式の説明です。条件は検索に登録され、スニペットを出せる状態であることだけです。llms.txtや専用のマークアップを足すより、ほかのページにない中身を書くことが一番の対策になります。

この記事を書いた人と、この記事でしたこと

運営者はプログラミングがほぼできない会社員で、AI(Claude)と相談しながら、このサイトを含む4つのサイトを作っています。アクセスはまだ少なく、AI Overviewsに載った実績を語れる段階ではありません。

この記事では、検索上位の解説記事を3本読んだうえで、Google検索セントラルとSearch Consoleヘルプの該当ページを2026年10月19日に読み直しました。そのうえで、うちのサイトが決めた運用ルールもあわせて書いています。SEO全体の考え方は柱記事のトピッククラスターの作り方にまとめています。

Contents
  1. 01この記事を書いた人と、この記事でしたこと
  2. 02AI OverviewsとAI Modeの違い
  3. 03Googleの説明「特別な対策はいらない」の中身
  4. 04早見表:AI Overviews対策で、やること・やらなくていいこと
  5. 05この表を受けて、このサイトが決めたこと
  6. 06Search Consoleでの見え方
  7. 07AIの答えに出したくないときの止め方
  8. 08上位の解説記事で多い話と、気をつけたいこと
  9. 09正直なデメリットと、向かない場合
  10. 10次の一歩
  11. 11まとめ
  12. 12よくある質問
  13. 13参考にした資料

AI OverviewsとAI Modeの違い

Google検索のAI機能には、いま主に2つあります。どちらも、ふつうの検索結果と同じようにウェブのページを材料にして答えを作り、元のページへのリンクを添えます1。

機能どんなときに出るか
AI Overviewsふつうの検索結果の上に要点をまとめて出す。役に立つとGoogleが判断したときだけ出るので、出ない検索も多い
AI Mode調べものや比較など、考えながら深掘りしたい質問向けの、AIと対話する検索の画面

どちらも1つの質問から関連する検索をいくつも同時に行うことがあり、これを「クエリファンアウト」と呼びます1。そのぶん、ふつうの検索より幅広いページがリンクされうる、とGoogleは説明しています。2つは別のモデルや手法を使うことがあるので、同じ質問でも答えやリンクが違うことがあります。

Googleの説明「特別な対策はいらない」の中身

GoogleのAI機能の解説ページには、AI OverviewsやAI Modeに出るための追加の条件や特別な最適化はない、とはっきり書かれています1。出るための条件は「検索に登録されていて、スニペット(検索結果の説明文)付きで表示できること」だけです。

2026年5月15日には、生成AI検索向けの最適化ガイドも新しく公開されました2。更新履歴によると、このガイドが扱うのは次のような内容です。

  • ありきたりではない中身の作り方
  • AEO・GEOと呼ばれる対策にまつわる誤解
  • それでもSEOの基本が大事な理由

何を最適化して何を飛ばしていいかを分かってもらうためのもの、と説明されています2。

非エンジニア猫ねこ

「AI対策」ってネットでいろいろ売られてるけど、Googleは要らんって言うてるん?

AIフクロウフクロウ

そうじゃ。AIの答えも、ふつうの検索に登録されたページから材料を選んでおる。じゃから入口は今までのSEOと同じなんじゃ。

早見表:AI Overviews対策で、やること・やらなくていいこと

公式資料に書かれていることを、個人サイトの目線で1枚にまとめました。右の列はGoogleの説明の要約で、出典は表の下に付けています。

項目判定Googleの説明
ほかにない一次の情報・体験やるありきたりではない中身の作り方がガイドの中心2
robots.txtでクロールを許可やるサーバーやCDNでもGooglebotをはじかない1
内部リンク・ページの使いやすさやるSEOの基本としてそのまま勧められている1
大事な内容を文字で書くやる画像や動画は文字の補助として添える1
構造化データを本文と一致させるやる入れるなら、見えている本文と同じ内容に1
llms.txtを置く不要Google検索では表示にも順位にも影響しない2
AI向けの専用ファイル・マークアップ不要新しい機械向けファイルや特別なschema.orgはいらない1
記事を細かく切り分ける不要小さく分ける必要はなく、理想の長さもない5
AI向けの言い回しに書き直す不要言い換えや意味は理解される5
検索のバリエーションごとにページを作るしない大量生成のスパムポリシー違反になりうる5
あちこちで名前を言及してもらう不要作られた言及は役に立たない5
AEO・GEOという別の対策不要ガイドが「誤解」として取り上げ、SEOの基本が大事と説明2

2026-10-19に公式ページで確認した内容をもとに作成。判定の言葉は、このサイトが要約したものです。

こうして並べると、「やる」の列はどれも昔からのSEOの基本です。特に文字で書くことと、クロールを止めないことは、AIのためというより検索に出るための前提です。

この表を受けて、このサイトが決めたこと

早見表を読んで、うちのサイトでは次のように決めました。これはGoogleの指示ではなく、公式の説明をふまえたこのサイトの運用ルールです。

決めたこと理由
llms.txtは作らないGoogle検索に効かないと公式に書かれているため
記事を細切れにしないAIに拾わせるための分割より、1つの疑問に答えきる1本を優先する
似た記事を量産しない公開は1日1本まで。言い回し違いのページは作らない
独自要素を優先する1ページに1つ、上位の記事にない表・道具・体験を入れる

3つ目の「量産しない」は、AIとの相性だけでなく、サイトの中で記事どうしが順位を取り合う問題を避けるためでもあります。見分け方は記事どうしの順位の取り合い(カニバリ)の見分け方で書いています。

非エンジニア猫ねこ

AIが拾いやすいように、短い記事をいっぱい並べたほうが得なんかと思ってたわ。

AIフクロウフクロウ

AIは1つの質問から関連する検索をいくつも行うんじゃ。細かく切るより、1つの話題を柱と子の記事でしっかり押さえるほうが、拾われる入口は増えるぞ。

Search Consoleでの見え方

ふつうの検索パフォーマンスに含まれる

AI機能から来たクリックや表示は、Search Consoleの検索パフォーマンスの合計に、検索タイプ「ウェブ」として含まれています1。AI Overviewsだけを切り出す設定は、このレポートにはありません。

生成AIのパフォーマンスレポート

2026年8月31日から、AI OverviewsとAI Modeでの表示を分けて見られるレポートが全サイトで使えるようになりました3。見られる中身は次のとおりです。

  • 数えるのは表示回数だけ(自分のサイトへのリンクが画面に出た回数)
  • 同じ回答に自分のサイトのリンクが複数あっても、グラフの合計では1回
  • ページ・国・日付・端末ごとに分けて見られる
  • 文字で入力した検索と、画像を使った検索(Googleレンズなど)を分けられる

表示が少ないサイトでは、このレポートそのものが出ないことがあります3。うちのようにアクセスが少ないサイトは、まずふつうの検索パフォーマンスで表示された検索語を見るほうが役に立ちます。見る順番はSearch Consoleの見方にまとめました。

AIの答えに出したくないときの止め方

反対に、AIの答えに自分のページを使われたくない場合もあると思います。止め方は範囲によって分かれます14。

止めたい範囲使うもの
サイト全体をAI機能から外すSearch Consoleの設定「Search generative AI」で除外
ページの一部を引用させないdata-nosnippet をその部分に付ける
ページの説明文の長さや表示を制限max-snippet や nosnippet
検索そのものから外すnoindex

Search Consoleの除外設定は、2026年8月31日に全サイトへ広がりました4。対象はAI OverviewsとAI Modeに加え、Discoverの生成AI機能です。反映はふつう1〜2日で、ほかの検索結果の順位には影響しないと書かれています。

よく混同されるのがGoogle-Extendedです。これはGoogleの別のAIの学習などに使わせないための設定で、検索のAI機能の表示は止まりません14。タグを直したのに表示が残るときは、URL検査で設定を確かめ、再クロールを待ちます。再クロールには数日から数か月かかることがあります1。

上位の解説記事で多い話と、気をつけたいこと

「AI Overviews SEO 対策」で上位の記事を読むと、次のような工夫がよく勧められています。

  • 冒頭で結論を言う
  • 数字や出典を添える
  • Q&A形式の見出しや比較表を使う

どれも読者に親切な書き方なので、やって損はありません。ただし、Googleが「AI Overviewsのための条件」として挙げているわけではない点は分けて考えたほうがいいです。公式の説明は、あくまで通常のSEOと同じです1。

出典のない「AIに引用されやすい条件」や、AI専用の有料の対策には慎重になるのがおすすめです。うちでは、公式ページで確かめられたことだけを判断の材料にしています。

正直なデメリットと、向かない場合

  • AI Overviewsに出ても、答えが画面で済む質問ではクリックが増えるとは限りません
  • 生成AIのレポートは表示回数だけで、どの検索語で出たかやクリック数はこのレポートでは分かりません
  • AI Overviewsは出ない検索も多く、出るかどうかは自分では決められません
  • 新しいサイトは、ふつうの検索で上位に入るまでAIの答えにも選ばれにくいと考えておくのが現実的です

ひと言で答えが済む用語の解説だけを集めたサイトは、AIの答えで読者の用が済みやすいので、記事の型そのものを見直したほうがいいかもしれません。体験や道具、比較のように「読みに行く理由」があるページのほうが向いています。

次の一歩

AI Overviews対策といっても、やることは記事1本ずつの中身を濃くして、話題全体をつなぐことです。柱記事と子記事の組み方は、トピッククラスターの作り方で7ステップにまとめています。

まとめ

  • AI OverviewsとAI Modeに出るための特別な条件や最適化はない、とGoogleは説明している
  • 条件は検索に登録され、スニペットを表示できる状態であること
  • llms.txtや専用のマークアップは、Google検索のためには不要
  • 2026年5月公開の公式ガイドの中心は、ありきたりではない中身を作ること
  • Search Consoleでは「ウェブ」に含まれ、生成AIのレポートで表示回数を別に見られる
  • 出したくないときは除外設定やnosnippet系のタグ。Google-Extendedでは止まらない

よくある質問

AI Overviewsに出るために特別な設定は必要?
必要ありません。Googleは、AI OverviewsやAI Modeに出るための追加の条件や特別な最適化はないと説明しています。検索に登録されていて、スニペットを表示できる状態であることが前提です。
llms.txtは置いたほうがいい?
Google検索のためには不要です。Googleは2026年6月に、llms.txtは表示や順位に良くも悪くも影響しないと書き足しました。ほかのサービスのために置くのは構いません。
AI Overviewsに自分のサイトが出ているかはどう調べる?
Search Consoleの生成AIのパフォーマンスレポートで、AI OverviewsとAI Modeでリンクが表示された回数を見られます。2026年8月31日に全サイトへ広がりました。数えているのは表示回数で、表示が少ないサイトではレポートが出ないことがあります。
AI Overviewsに自分のサイトを出したくないときは?
Search Consoleの設定にある「Search generative AI」でサイトを除外できます。ページ単位なら、nosnippetなどのスニペットを制御するタグを使います。Google-Extendedは別のGoogleのAIの学習などを止めるもので、検索のAI機能の表示は止まりません。

この記事は、運営者(非エンジニア)がAIと一緒にGoogleの公式資料を読み、このサイトの運用ルールと合わせて整理したものです。AI機能や設定は変わることがあるので、2026年10月19日時点の内容として読んでください。

参考にした資料

  1. Google検索セントラル「AI features and your website」(2026-10-19確認)
  2. Google検索セントラル「Latest Google Search Documentation Updates」の2026年5月15日・6月15日の項(生成AI検索ガイドの公開とllms.txtの追記)。(2026-10-19確認)。ガイド本体は「Optimizing for generative AI features」
  3. Search Console ヘルプ「Generative AI performance report (Search)」(2026-10-19確認)
  4. Search Console ヘルプ「Search generative AI control」(2026-10-19確認)
  5. Google検索セントラル「Optimizing your website for generative AI features on Google Search」(最終更新2026-07-10。運営者が2026-10-18に本文を確認)

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