サーチコンソールの見方|初心者が最初の2か月に見る順番とチェックリスト
Search Console(サーチコンソール)を開いてみたものの、メニューが多くて「結局どこを見ればいいの?」となった人向けの記事です。新しいサイトを公開してから2か月くらいまでに、どの画面をどの順番で見るかを、印をつけられるチェックリストにしました。
結論:新しいサイトで最初に見るのは「ページのインデックス登録」と「検索パフォーマンス」の2つだけで十分です。最初の1か月は表示回数が出始めたかを見て、2か月目からは月1回、表示された検索語を記事に足す使い方に切り替えます。Googleも、通知がなければ月1回のチェックで足りると説明しています。
この記事を書いた人と、この記事でしたこと
運営者はプログラミングがほぼできない会社員で、AI(Claude)と相談しながら、このサイトを含む4つのサイトを作っています。アクセスはまだ少なく、Search Consoleで大きな成果を出した話ではありません。
そのかわり、Search ConsoleのヘルプとGoogle検索セントラルの案内を2026年10月19日に読み直しました。そのうえで、うちのサイトで実際に回している見方と合わせて、最初の2か月チェックリストにまとめています。記事の組み方の全体像は、柱記事のトピッククラスターの作り方に書きました。
Contents
Search Consoleで分かること
Search Consoleは、Googleが無料で出している「Google検索から見た自分のサイト」を確かめる道具です。よく比べられるGA4(Googleアナリティクス)とは、見ている場面が違います。
| 道具 | 見ている場面 | 分かること |
|---|---|---|
| Search Console | 検索結果に出てから、クリックされるまで | どんな検索語で表示されたか・Googleに登録されているか |
| GA4 | サイトに来てから | どのページを読み、どこをクリックしたか |
Googleのスタートガイドでは、見るものを「必須」と「省略可」に分けています1。必須は次の4つで、このうち下の2つは問題があればメールで知らせてくれるので、通知がなければ開かなくてよいとされています。
- プロパティのダッシュボード(概要)
- Googleでのパフォーマンス(検索パフォーマンス)
- セキュリティの問題(ハッキングなど)
- 手動による対策(ポリシー違反)
確認の頻度についても、ほとんどの人は月1回の簡単なチェックで十分と書かれています1。英語版の案内では、サイトの中身を変えたときにも見るよう勧めています2。
最初にやる設定は3つ
Googleの案内で、新しいサイトの最初の手順として挙がっているのは次の流れです2。
- サイトの所有権を確認する(自分のサイトだと証明する)
- Googleがページを見つけて読めているかを、インデックス登録のレポートで確かめる
- サイトマップ(ページの一覧ファイル)の送信を検討する
所有権の確認では、サイトを「プロパティ」として登録します。ドメイン全体をまとめて見る「ドメイン」と、指定したURLから下だけを見る「URLプレフィックス」の2種類があります。独自ドメインを持っているなら、まとめて見られるドメインのほうが迷いにくいです。ドメインをいつ取るかは独自ドメインはいつ取る?の記事で書きました。
サイトマップは、送らなくてもGoogleはページを見つけられます。ただ、見つけてもらうのが早くなる場合があります。サイトマップのレポートで状態も追えるので、送っておくと安心です2。
新しいサイトの「最初の2か月」チェックリスト
公開した日から2か月目までに、見る画面と順番を並べました。終わったものに印をつけてください。印はこの画面の中だけのもので、どこにも送られず保存もされません(ページを閉じると消えます)。
公開した日
1週目
2〜4週目
2か月目から(月1回)
メニューの名前は2026年10月時点の日本語の画面に合わせています。画面の名前が変わることがあるので、見つからないときは左のメニューで近い名前を探してください。
ねこ思ってたより少ないな。リンクとかウェブに関する主な指標とか、見んでええの?
フクロウ最初の2か月は、そもそもデータがほとんど貯まらんのじゃ。見るものを絞って、登録されているか・表示が出たかの2点に集中するほうが迷わんぞ。
検索パフォーマンスの見方
4つの数字の意味
検索パフォーマンスのレポートには、4つの数字が並びます3。
| 数字 | 意味 | 最初の2か月の見方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果にサイトが表示された回数 | 一番大事。0から増え始めたかを見る |
| クリック数 | 検索結果からサイトがクリックされた回数 | 0〜数回でふつう |
| CTR | 表示のうちクリックされた割合 | 表示が少ないうちはぶれるので見ない |
| 平均掲載順位 | 検索結果での位置の平均 | 数回の表示だとあてにならない |
右の列はこのサイトの考え方です。表示が数回のうちは、順位もCTRも1回で大きく動きます。新しいサイトはまず表示回数だけを見ておけば、余計に落ち込まずにすみます。
タブを切り替えて「誰に・どこで」を見る
グラフの下の表は、タブで切り口を変えられます。切り口は「クエリ・ページ・国・デバイス・検索での見え方・日付」の6つです3。最初に使うのはクエリとページの2つで足ります。
- クエリ:どんな検索語で表示されたか。思ってもいなかった言葉は、記事に足す候補
- ページ:どのページが表示されたか。ページを選んでからクエリに切り替えると、そのページの検索語が分かる
このサイトでは、表示された検索語のうち記事の中で答えていない質問を、本文や「よくある質問」に足すことにしています。1つの検索語に自分のページが2つ以上出ていたら、順位を取り合っているかもしれません。見分け方は記事どうしの順位の取り合い(カニバリ)の見分け方でまとめます。
期間と検索タイプの切り替え
最初に開いたときは、過去3か月間のデータが表示されます3。期間を「過去7日間」などに変えると、公開したばかりの記事の動きが見やすくなります。最新の数日分は暫定の値で、あとから少し変わることがあります3。
上の「検索タイプ」では、ウェブ・画像・動画・ニュースを切り替えられます3。ふつうの記事サイトなら、ウェブのままで構いません。
ページのインデックス登録レポートの見方
インデックス登録は、Googleがページを検索に出せる一覧に入れることです。このレポートでは、ページが「登録済み」と「未登録」に分かれて表示されます4。
まず知っておきたいのは、未登録があっても問題とは限らないことです。重複ページや中身の少ないURLは登録されないのがふつうで、大事なページが登録されていれば十分だとヘルプに書かれています4。
| よく出る理由 | 意味 | どうする |
|---|---|---|
| noindex タグによって除外されました | 検索に出さない設定がある | わざとなら何もしない |
| ページにリダイレクトがあります | 別のURLへ転送している | 転送先が登録されていればよい |
| 代替ページ(適切な canonical タグあり) | 正しいほうのページを指定済み | 対処は不要 |
| 検出 - インデックス未登録 | 見つかったが、まだ読みに来ていない | しばらく待つ。内部リンクを足す |
| クロール済み - インデックス未登録 | 読みに来たが、登録していない | 中身を見直す。再リクエストは不要 |
「どうする」の列は、ヘルプの説明をもとに、このサイトでの対応を書いたものです4。理由の名前は画面の表記と少し違うことがあります。トップページや柱記事のような大事なページが未登録のままなら、そこは優先して確かめます。
URL検査は「1ページずつの健康診断」
URL検査は、上の検索窓にページのURLを入れて使います。そのページがいま登録されているかを確かめたり、公開中のページをその場でテストしたりできます。登録のリクエスト(読みに来てほしいという依頼)もここから送ります2。
新しいサイトでは、まずトップページのリクエストをするとクロールが始まりやすいと、ヘルプで案内されています4。一方で、記事を出すたびに全部リクエストする必要はありません。サイトマップを送り、トップページや一覧から新しい記事へリンクを張っておけば、Googleはたどって見つけてくれます。
生成AIのパフォーマンスレポートの見方
2026年に入って、AIによる概要(AI Overviews)とAIモードでの表示を数えるレポートが加わりました。6月に一部のサイトから始まり6、2026年8月31日に世界中の全サイトで使えるようになっています5。
| 項目 | 内容(2026-10-19時点) |
|---|---|
| 対象 | AIによる概要とAIモード。Search Labsの試験機能は含まない |
| 数字 | 表示回数だけ。クリック数や検索語はない |
| 表示回数の意味 | AIの答えの中で、サイトへのリンクが表示された回数 |
| 切り口 | ページ・国・日付・デバイス |
この表は、Search Consoleのヘルプで確かめた内容です5。AIの機能での表示回数が足りないサイトでは、レポート自体が表示されません。生成AIの機能からサイトを外す設定をしている場合も出ないことがあります5。
サイトをAIの機能に出さないようにする設定も、8月31日までに全サイトに広がりました7。ただ、新しいサイトが急いで触るものではないと考えています。AIの答えに出るために何をすればいいかは、AI OverviewsとSEOの記事で公式ガイドをもとに整理します。
ねこうちで開いたら、生成AIのレポートが出てこーへんのやけど。
フクロウ表示がまだ少ないサイトでは出ないと、ヘルプに書いてあるんじゃ。壊れておるわけではない。ふつうの検索で表示が増えてから、また開いてみればよいぞ。
最初の2か月は見なくていいもの
メニューにはほかにも多くの画面がありますが、新しいサイトでは後回しで構いません。
| 画面 | 後回しでいい理由 |
|---|---|
| ウェブに関する主な指標 | 実際の訪問者のデータが元なので、訪問が少ないうちは材料になりにくい |
| リンク | 外からのリンクは、最初はほぼない |
| 拡張(リッチリザルト) | 構造化データを入れたときに、エラーだけ見れば足りる |
| セキュリティ・手動による対策 | 問題があればメールで届く |
ウェブに関する主な指標が実際の訪問者のデータをもとにしていることは、Googleの案内にあります2。「材料になりにくい」は、そこからのこのサイトの判断です。リッチリザルトと構造化データの考え方は、柱記事の構造化データの章で書きました。
このサイトでの使い方
うちでは、Search Consoleを「順位を眺める画面」ではなく「次に書くことを拾う画面」として使っています。月1回、検索パフォーマンスのクエリを見て、表示されているのに答えていない質問を記事に足します。
内部リンクのほうは、Search Consoleに頼らずに点検しています。孤立したページやリンク切れ、関連記事が3本未満のページは、サイトを組み立てるときにスクリプトで自動チェックしています。Search Consoleは外から見た結果の確認、サイトの中の形は自分たちで点検、という分け方です。
ねこなるほど。順位を毎日見て一喜一憂するより、出てきた検索語をネタ帳にするんやな。
フクロウそうじゃ。自分のページがもう表示されている言葉は、記事を足せば届きやすい。予想より、表示された事実に合わせるほうが外れんのじゃ。
正直なデメリットと、向かない場合
- 新しいサイトでは、数週間ほとんど数字が出ないことがあります。Search Consoleを見ても、することがない時期があります
- 分かるのはGoogle検索の中のことだけです。SNSやほかの検索エンジンから来た人は、GA4などで見る必要があります
- 生成AIのレポートは表示回数だけで、AIの答えからのクリックや検索語は分かりません
- メニューの名前や置き場所はときどき変わるので、古い解説の画面と見比べると迷うことがあります
反対に、記事を出してからしばらくたったサイトなら、このチェックリストの前半はもう要りません。2か月目からの項目だけを月1回回すのがちょうどいいはずです。
まとめ
- 新しいサイトが最初に見るのは「ページのインデックス登録」と「検索パフォーマンス」の2つ
- 最初にやる設定は、所有権の確認・サイトマップの送信・トップページのURL検査
- 最初の1か月は、表示回数が出始めたかだけを見る。順位やCTRは表示が少ないとぶれる
- 未登録のページがあっても、大事なページが登録されていれば問題ないことが多い
- 生成AIのレポートは2026年8月31日に全サイトへ。数字は表示回数だけで、出なくても正常
- 2か月目からは月1回、表示された検索語を記事やよくある質問に足す
よくある質問
- Search Consoleは毎日見たほうがいい?
- 毎日見る必要はありません。Googleは、問題の通知がなければ月に1回の簡単なチェックで十分だとしています。新しいサイトでも、公開直後の数週間だけ週1回にして、その後は月1回に切り替えれば足ります。
- 登録したのに検索パフォーマンスのデータが0のまま。おかしい?
- 公開したばかりなら珍しくありません。Googleは、新しいページやサイトのクロールとインデックス登録が始まるまで1週間程度かかることがあると説明しています。まずページのインデックス登録レポートで、トップページが登録済みかを確かめてください。
- 「クロール済み - インデックス未登録」はどうすればいい?
- Googleのヘルプでは、将来登録される可能性があり、登録の再リクエストは不要とされています。何度もリクエストするより、そのページにほかのページにない中身があるか、サイト内からリンクされているかを見直すほうが先です。
- 生成AIパフォーマンスレポートが表示されないのはなぜ?
- AIによる概要やAIモードでの表示回数が足りないサイトでは表示されないと、Search Consoleのヘルプに書かれています。生成AI機能からサイトを除外している場合も出ないことがあります。新しいサイトでは出なくても正常です。
この記事は、運営者(非エンジニア)がAIと一緒にSearch ConsoleのヘルプとGoogle検索セントラルの案内を読み、このサイトでの使い方と合わせて整理したものです。画面の名前や機能は変わることがあるので、2026年10月19日時点の内容として読んでください。
次の一歩
Search Consoleで表示された検索語が集まってきたら、それを1本の記事に詰め込むか、別の記事に分けるかで迷うはずです。その判断と記事どうしのつなぎ方は、柱記事のトピッククラスターの作り方にまとめています。
参考にした資料
- Search Console ヘルプ「Search Console のスタートガイド」(2026-10-19確認)
- Google検索セントラル「How to use Search Console」(2026-10-19確認)
- Search Console ヘルプ「検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定」(2026-10-19確認)
- Search Console ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」(2026-10-19確認)
- Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」(2026-10-19確認)
- Google検索セントラル ブログ「Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console」(2026年6月)
- Search Console ヘルプ「Search generative AI control」(2026-10-19確認)