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左利きの子のひらがな練習|無理に直す?紙の置き方と見守り方

公開:2026-10-09 最終更新:2026-10-09 運営:asobilab

「うちの子は左利き。ひらがなを書くとき、右手に直したほうがいい?」——よくある悩みです。

このページでは、研究でわかっていることと、左手で書くときの工夫をまとめました。

右手に直したほうがいい?

上越教育大学の研究では、左手で書く子どもを右手に変えさせる必要はない、と考える人が多いと指摘されています。

一方で、左手で書くときの不便さと、その解消法の研究はまだ十分ではないとも述べられています[1]。

無理に右手に変えようとすると、書くこと自体がいやになることもあります。まずは、左手のまま書きやすくする工夫から始めましょう。

左手で書くときの工夫

1 紙を少し傾ける

イギリスの左手書字の指導では、紙の傾きが配慮する項目の一つに挙がっています[1]。

左手で書くときは、紙を右に回すように少し傾けると、手が字に重ならず、手首を曲げすぎずにすむことが多いです。

角度は、お子さんが書きやすい位置を一緒に探してください。

2 紙を体の左寄りに置く

書いている手が、体の正面より左側にくると、腕が動かしやすくなります。

3 手がこすれにくい道具

左から右へ書く横書きでは、書いた字の上を手が通るので、紙や手が黒くなりがちです。

濃すぎない鉛筆にする、下じきを使う、などで減らせます。

4 となりの人とぶつからない席

家で並んで書くときは、左利きの子が左端に座ると、ひじがぶつかりにくくなります。

書き順で困りやすいところ

ひらがなの書き順は「左から右」が基本なので、左手では、横の線を「押す」ように書くことになります。

線がふるえたり、はらいが短くなったりしても、形が読めれば大丈夫です。

研究では、左利きの子の持ち方や書く姿勢は一人ひとり多様で、決まった型の教材を作るのは難しかったと報告されています[2]。

「みんなと同じ形」より、「その子が楽に書ける形」を目指しましょう。

よくある疑問

学校で右手に直すように言われますか?

学校や先生によって考え方はちがいます。気になるときは、家庭の方針を担任の先生に伝えておくと安心です。

鉛筆の持ち方は、右利きと同じですか?

基本の持ち方は同じですが、手首の角度や紙の位置は変わります。鉛筆の持ち方の記事も参考にしてください。

左利きだと鏡文字になりやすいですか?

鏡文字と利き手の関係は、鏡文字の記事でまとめています。

参考にした資料

  1. 上越教育大学 学術リポジトリ「左手書字に関する研究(国語研究)」(左手で書く子を右手に変えさせる必要はないと考える人が多いこと、左手書字の不都合と解消法の研究は十分でないこと、英国の指導で紙の傾きが配慮項目に挙がっていることを確認(検索結果の要約で確認))
  2. KAKEN(科学研究費助成事業データベース)「左利き児童の書字指導に関する研究課題」(左利きの児童の持ち方や書字姿勢は多様で、典型的な教材モデルを作るのは難しかったという報告を確認(検索結果の要約で確認))

この記事について:この記事を書いた環境から資料のページを開けなかったため、「検索結果の要約で確認」と書いた資料は、検索結果の題名と要約で内容を照合しました。数字や文言は原文で確かめてください。紙の傾け方の向きは、一般にいわれる方法で、角度の数字は資料で確認できませんでした。専門家の監修は受けていません。内容に誤りがあれば、お問い合わせフォームからお知らせください。

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