小さい「っ」「ゃゅょ」の教え方|読み方・書く位置と、つまずいたときの工夫
「きって」が「きつて」になる、「おちゃ」が「おちよ」になる——小さい「っ」や「ゃ・ゅ・ょ」は、1年生がつまずきやすいところです。
このページでは、読み方と書き方の教え方を、家庭でできる工夫と一緒にまとめました。
なぜ、つまずきやすい?
ふつうのひらがなは「1文字=1つの音」ですが、「きゃ」は2文字で1つの音、「きって」の「っ」は音がない「つまる」時間です。
文字と音の数がずれるので、まちがえやすいのです。
香川県の実践報告でも、仮名の読み書きにつまずく1年生は、拗音などの表記で誤りやすく、音と文字の結びつきのずれが原因と考えられると報告されています[1]。
読み方の教え方
手をたたいて、音の数を数える
「きって」は「き・っ・て」で3回、「おちゃ」は「お・ちゃ」で2回。
手をたたいたり、階段を1段ずつのぼったりしながら数えると、小さい字の「長さ」が体でわかります。
くらべて読む
「びよういん(美容院)」と「びょういん(病院)」、「おばさん」と「おばあさん」のように、1文字で意味が変わる言葉をくらべると、楽しく覚えられます。
書き方の教え方
小学1年生の国語では、拗音・促音などの書く位置や大きさを理解し、ます目の中の正しい位置に書くことが目標に入っています[2]。
横書きでは、マスの左下に小さく書くことが多く、縦書きでは右上に小さく書きます。くわしい位置は、学校の教科書のお手本にそろえましょう。
家庭での工夫
- マスを4つに区切って、「この小さい部屋に書くよ」と伝える
- 小さい字だけ色をかえて書く
- 読み上げながら書く(「き・っ・て」)
よくある疑問
「っ」を大きく書いてしまいます。
まず、読み方で「つまる音」がわかっているかを確かめましょう。音がわかっていれば、書く大きさは練習で整っていきます。
拗音・促音は、何年生で習いますか?
小学1年生の国語で扱われます。ひらがなの種類(清音・濁音・拗音など)は、別の記事にまとめています。
「ゃ」と「や」の大きさのちがいは、どのくらい?
小さい字は、マスの4分の1くらいの大きさが目安です(教材による)。学校の教科書のお手本で確かめてください。
参考にした資料
- 香川県「小学1年生の拗音表記の読み書きに関する実践報告(白川)」(仮名の読み書きにつまずく1年生は、拗音などの特殊な音節の表記で誤りやすいという報告を確認(検索結果の要約で確認))
- 江戸川区立本一色小学校「第1学年 国語の単元計画」(拗音・促音などの書く位置や大きさを理解し、ます目の中の正しい位置に書くことが目標に入っていることを確認(検索結果の要約で確認))
- 文化庁「現代仮名遣い 本文 第1(原則に基づくきまり)」(直音・拗音・促音・撥音・長音の書きかたと、濁音・半濁音の書きかたの説明を、ページを開いて確認)
この記事について:この記事を書いた環境から資料のページを開けなかったため、「検索結果の要約で確認」と書いた資料は、検索結果の題名と要約で内容を照合しました。数字や文言は原文で確かめてください。文部科学省・文化庁の資料のうち、ほかの記事でページを開いて確認したものは、そのまま使っています。専門家の監修は受けていません。内容に誤りがあれば、お問い合わせフォームからお知らせください。