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子どもの勉強スケジュール表・計画表の作り方|小学生が続けやすい例

公開:2026-10-09 最終更新:2026-10-09 運営:九九ダッシュ運営

「宿題やったの?」を毎日言わなくて済むように、勉強の予定を見える形にしたい。そんなときに役立つのが、スケジュール表や計画表です。

このページでは、続けやすい表の作り方を、平日の例つきで紹介します。

あわせて、計画や習慣づくりについて研究でわかっていることと、ポイント制の注意点もまとめました。

計画について、研究でわかっていること

「もし〜なら、〜する」の形で、行動を先に決めておく方法があります。

94の検証結果をまとめた2006年の分析では、こうして決めた人は、そうでない人より目標を達成しやすく、効果は「中程度から大きい」とされました[1]。

小学生の家庭学習だけを調べたものではありません。

習慣になるまでの日数は、人によって大きく違います。

96人を12週間追った2010年の研究では、自然にできるようになるまでの日数は18日から254日まで幅があり、1回やり忘れても、習慣づくり全体にはほとんど影響しませんでした[2]。

続けやすいスケジュール表の作り方

ここからは、上の研究や一般にいわれることをもとにした作り方です。

  1. 時刻より「〜したら」で決める。「おやつを食べたら、宿題」のように、毎日ある出来事につなげます[1]。
  2. 1日にやることは、まず1つ。宿題のほかに足すのは、慣れてからにします。
  3. 習い事の日は、別の予定にする。曜日ごとに違ってかまいません。
  4. 空白の時間もつくる。予定を詰めすぎると、崩れたときにやる気が下がりやすくなります。
  5. 子どもと一緒に作る。自分で決めた予定のほうが、守りやすいと考えられます[4]。

平日のスケジュール表の例

小学校低〜中学年をイメージした例です。お子さんの生活に合わせて変えてください。

きっかけやることめやす
学校から帰って、おやつを食べたら宿題15〜30分
宿題が終わったら好きなこと(遊び・ゲームなど)決めた時間まで
夕ごはんのあと音読・明日の準備10分
お風呂のあと本を読む・ねる準備寝る時間を守る

寝る時間は、小学生は9〜12時間の睡眠を目安に決めておくと、ほかの予定も組みやすくなります[5]。

ポイント制・ごほうびは使っていい?

128の実験をまとめた1999年の分析では、形のある物のごほうびは、自分から取り組みたい気持ちを下げる傾向があり、大学生より子どもで影響が大きいとされました。

一方、言葉でのほめや前向きなフィードバックは、興味を高める結果でした[3]。

シールを貼るなど「できたことが見える」ことは励みになりますが、シールの数で物と交換する形は、使いすぎないほうがよさそうです(筆者の考えです)。

手帳・アプリ・時計の使い方

紙の表は、冷蔵庫など家族が見える場所に貼れるのが良いところです。アプリは、通知で知らせてくれるのが便利です。

どちらが良いかを比べた研究は、今回確認できませんでした。

時計の読み方を練習中の子には、「長い針が6になったら終わり」のように、見て分かる区切りを使うと伝わりやすくなります(筆者の考えです)。

よくある疑問

計画どおりにいかない日は、どうすればいいですか?

1回やり忘れても、習慣づくり全体にはほとんど影響しなかった、という研究があります[2]。次の日から、また表どおりに戻れば大丈夫です。

時間が取れない日は?

習い事などで時間が取れない日は、「宿題だけ」「音読だけ」と、最小限の予定にしておくと、崩れにくくなります。

何年生から計画表を使えますか?

決まった目安は確認できませんでした。低学年のうちは、保護者が一緒に作り、少しずつ子どもに任せていくのが無理がないと考えられます。

参考にした資料

  1. Gollwitzer, Sheeran「Implementation intentions and goal achievement: A meta-analysis of effects and processes」Advances in Experimental Social Psychology, 2006(コンスタンツ大学の登録ページの要旨で、94の独立した検証、効果の大きさd=.65を確認。)
  2. Lally, van Jaarsveld, Potts, Wardle「How are habits formed: Modelling habit formation in the real world」European Journal of Social Psychology, 2010(論文情報ページの要旨で、96人のボランティア、食事・飲み物・活動の行動を毎日同じ場面で行ったこと、12週間、自然にできるまでの日数が18〜254日、1回やり忘れても大きな影響がなかったことを確認。出版社のページは開けなかった。)
  3. Deci, Koestner, Ryan「A meta-analytic review of experiments examining the effects of extrinsic rewards on intrinsic motivation」Psychological Bulletin, 1999(梨花女子大学の研究成果ページの要旨で、128の研究、形のある報酬は子どもでより悪影響が大きい傾向、言葉の報酬の効果の大きさ(d=0.33、0.31)を確認。)
  4. Patall, Cooper, Wynn「The effectiveness and relative importance of choice in the classroom」Journal of Educational Psychology, 2010(論文PDFの参加者と方法の記述と、ERICの登録ページの要旨で、米国の高校生207人、単元ごとに条件を入れかえる実験、結果(内発的動機づけ、有能感、単元テスト、完了率の傾向)を確認。)
  5. 健康づくりのための睡眠指針の改訂に関する検討会「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月、厚生労働省)(こども版p.15に「小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保する」という趣旨の記載があることを確認。)

この記事について:当サイトの他の記事で資料を開いて確かめた内容(それぞれの資料の説明を参照)と、検索結果の要約で確かめた内容(説明に「検索結果の要約で確認」と書いたもの)を使っています。研究の多くは海外のもので、家庭の状況にそのまま当てはまるとは限りません。

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