あまりのある割り算でつまずく理由は?たしかめ算で自分で気づく方法
わり算はできていたのに、あまりのあるわり算で急につまずくことがある、とベネッセの記事は書いています[1]。
このページでは、つまずきやすい所と、子どもが自分でまちがいに気づける「たしかめ算」をまとめました。
答えを入れて確かめられる道具もつけています。
あまりのある割り算は、何をしている計算か
13÷4 は、4×□が13以下で、13にいちばん近くなる□を探す計算です[4]。
4×3=12 なので答えは3、のこりの1があまりです(13÷4=3あまり1。計算は筆者)。
ポイントは「いちばん近い□」を探すところです。4×2=8 でも13以下ですが、あまりが5になり、まだ4こずつ配れます。
あまりがわる数以上なら、もう1回分けられるということです。
教科書会社の計画では、この単元に「答えのたしかめ」や、あまりを切り上げたり切り捨てたりして考える問題も入っていました[2][3][5]。
よくあるまちがい3つ
あまりが、わる数より大きいまま
13÷4=2あまり5 のような答えです。ベネッセの記事でも、よくあるまちがいとして紹介されています[1]。
九九の段を1つ手前で止めてしまうと起こります。
九九の答えをひき忘れる・ひきまちがえる
4×3=12 まではできても、13−12 のひき算でまちがえる場合です。
わり算の中に、かけ算とひき算が入っているので、1年生のひき算があやしいとここで止まります。
文章題で、あまりの扱いを迷う
「13人が4人ずつ車に乗る。車は何台いる?」なら、あまりの1人も乗るので4台です。
答えの3に1をたす「切り上げ」の問題で、計算は合っているのに答えをまちがえやすい所です(例は筆者が作りました)。
たしかめチェッカー
わられる数・わる数と、子どもが出した答え・あまりを入れてください。合っているか、どこがちがうかを表示します。
「わる数×答え+あまり」の式も出るので、たしかめ算の練習にも使えます。
わられる数は0〜99、わる数は1〜9で使えます。入力した数はどこにも送られません。
家での声かけ:親が指摘する前に、本人に確かめさせる
答えを出したあとに、次の2つを声に出して確かめる習慣をつける方法があります。
- 「あまりは、わる数より小さい?」
- 「わる数×答え+あまりで、元の数に戻る?」(4×3+1=13)
まちがいを親が指摘するより、本人が気づける形にしておくと、自分で直す力につながると考えられます(筆者の考えです)。
つまずくときは、あめなどの現物を実際に分けてみる方法も挙げられています[1]。
正直なところ
- チェッカーは答え合わせの道具です。どこで考えちがいをしたかは、ノートの途中の式を一緒に見ないと分かりません。
- 文章題の「切り上げ・切り捨て」は、計算ではなく読み取りの問題です。チェッカーでは確かめられません。
次の一歩
練習問題がほしいときは割り算プリントを無料で作るで「あまりのあるわり算」を選んでください。
九九を1回使うわり算から見直すなら割り算の教え方、3年生のわり算全体は割り算はいつ習う?へ。
家で練習するときに使える道具です(広告)。
よくある疑問
あまりのある割り算は何年生の何月ごろですか?
3年生です。教科書会社2社の計画の例では、7月上旬〜中旬、または9月中旬〜下旬に置かれていました[2][3]。実際の時期は学校で違います。
あまりがわる数より大きくなってしまいます。
もう1回分けられる、というサインです。九九の段を1つ先まで言ってみて、わられる数をこえない一番大きい答えを探します[4]。
たしかめ算はどう書けばいいですか?
「わる数×答え+あまり」が、わられる数になるかを見ます。13÷4=3あまり1 なら、4×3+1=13 です(式の書き方は筆者)。
学校のノートの書き方があれば、それに合わせてください。
参考にした資料
- ベネッセ教育情報「【算数~低学年編~】単元別にみるつまづきやすいポイントと子どものやる気をアップさせる教え方は?」(3年生でつまずきやすいのがわり算と分数であること、あまりのあるわり算で急につまずくことがあること、九九に不安があるときはかけ算の問題に慣れることから始めること、あめなどの現物で分けてみること。2026年10月10日に確認)
- 教育出版「令和6年度版『小学算数3上・3下』年間指導計画・評価計画(案)」(「わり算」5月下旬〜6月上旬、「あまりのあるわり算」7月上旬〜中旬、答えの確かめ・あまりの処理、0や1の除法を含むこと。2026年10月10日に確認)
- 啓林館「小学校 算数 3年 年間指導計画参考資料」(令和2年度用。「わり算」4月中旬〜5月上旬、「あまりのあるわり算」9月中旬〜下旬、答えのたしかめ方・あまりの切り上げ/切り捨てを含むこと。2026年10月10日に確認)
- 学習指導要領ナビ.jp「【小学校 算数】第3学年の内容(A数と計算:除法)」(包含除・等分除と12個のあめの例、48÷6のように九九を1回使う計算、13÷4の例、あまりは除数より小さいこと、69÷3の例、具体物や図を使うこと。2026年10月10日に確認した内容です)
- 東京書籍「令和6年度用 新編 新しい算数 年間指導計画作成資料 略案【3年】」(「わり算」に a÷a・0÷a・a÷1 が含まれること、「あまりのあるわり算」に余りと除数の大きさの関係・答えの確かめ方が含まれること。2026年10月10日に確認)
この記事について:上の資料を開いて確かめた内容(2026年10月10日確認)を使っています。よくあるまちがいのうち「ひき算のまちがい」「文章題の切り上げ」と、その例の問題は、運営者が考えたものです。チェッカーの判定は、わり算の決まり(あまりはわる数より小さい)にもとづいて自作しました。専門家の監修は受けていません。