わり算の筆算は4年生|たてる・かける・ひく・おろすの見方とつまずき
わる数が1けたや2けたで、わられる数が2けたや3けたのわり算は、4年生の内容です[1]。いわゆる「わり算の筆算」です。
3年生では、69÷3 のように位ごとにわりきれる簡単な場合を扱います[2]。
このページでは、筆算の手順の見方と、家でノートを見るときのポイントをまとめました。
筆算の手順:4つの言葉のくり返し
千葉県教育委員会の資料では、わり算の筆算は「たてる、かける、ひく、おろす」のくり返しでできる、と説明されています[3]。
香川大学の実践記録でも、どんな数でも大きい位から順に、同じ流れで計算できることを子どもが理解していく様子が書かれていました[4]。
4つの手順には、これまでの計算が入っています。
- 「たてる」は、3年生のわり算(九九を逆から使う)
- 「かける」は、2年生の九九
- 「ひく」は、1年生からのひき算
筆算は、これまでの計算を順番に組み合わせたものと見ると、どこで止まっているかが探しやすくなります。
どこで止まる?手順ごとのつまずき
運営者が手順ごとに整理した目安です。判断の基準ではありません。
| 手順 | こんなまちがい | 戻って練習する所 |
|---|---|---|
| たてる | 答えが大きすぎる・小さすぎる | 3年生のわり算・あまりの決まり |
| かける | 九九のまちがい | その段の九九 |
| ひく | くり下がりのまちがい | ひき算(くり下がり) |
| おろす | おろし忘れ・位がずれる | マス目のノートで位をそろえる |
2けたでわる筆算では、答えがすぐにたたないことがあります。
宮城県の指導案では、仮の商(見当をつけた答え)をたてて直すことを大切にしていました[5]。
72÷24 を「70÷20くらい」と見て3をたててみる、という考え方です(例は筆者)。
家でノートを見るときのポイント
- 答えだけでなく、途中の数を指でたどりながら「いま、たてる?かける?」と手順の言葉で聞きます。
- 位がずれるときは、マス目のあるノートや方眼紙を使うと見やすくなります。
- 止まった手順が「かける」なら九九に戻り、「ひく」ならひき算に戻ります。筆算の練習を増やすより早いことがあります(筆者の考えです)。
正直なところ
- 学校ごとに、手順の言葉(「見当をつける」を入れるなど)や書き方が少しずつ違います[5]。ノートの言い方に合わせてください。
- このページの資料のうち、県や大学の指導案は検索結果の要約で確かめたもので、PDFの本文は読めていません。
次の一歩
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かけ算の筆算とのつながりは九九のあとに待っているもので紹介しています。
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よくある疑問
わり算の筆算は何年生で習いますか?
4年生です。わる数が1けたや2けたで、わられる数が2けたや3けたのわり算が4年生の内容です[1]。
3年生では69÷3のような簡単な場合を扱います[2]。
「たてる・かける・ひく・おろす」は学校でも使いますか?
このくり返しで計算できる、という説明は県の資料にもありました[3]。言い方は学校や先生で違うことがあるので、ノートを見て合わせてください。
筆算で、答えの数がなかなか決まりません。
2けたでわるときは、見当をつけた答え(仮の商)をたてて、大きすぎたら直す練習をします[5]。
3年生の九九を1回使うわり算が速くなると、見当もつけやすくなります(筆者の考えです)。
参考にした資料
- 文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」(第3学年の除法(除法の意味・式、除数と商が1位数の計算など)と、第4学年の除数が1位数や2位数の除法を確認。2026年10月10日に「割り算はいつ習う?」の記事を書いたときに学年別の内容の図で確かめた内容です)
- 学習指導要領ナビ.jp「【小学校 算数】第3学年の内容(A数と計算:除法)」(包含除・等分除と12個のあめの例、48÷6のように九九を1回使う計算、13÷4の例、あまりは除数より小さいこと、69÷3の例、具体物や図を使うこと。2026年10月10日に確認した内容です)
- 千葉県教育委員会「算数の学習資料(4年・わり算の筆算)」(わり算の筆算は「たてる、かける、ひく、おろす」のくり返しでできる、という説明。2026年11月5日、検索結果の要約で確認(PDFの本文は、この環境から開けませんでした))
- 香川大学教育学部「4年 わり算の筆算の実践記録」(どんな数でも大きい位から順に「たてる・かける・ひく・おろす」のくり返しで計算できることを、子どもが理解していく過程。2026年11月5日、検索結果の要約で確認)
- 宮城県「4年 わり算の学習指導案」(具体物を分ける活動から始めること、2けたでわるときに仮の商(仮商)をたてて直す指導。2026年11月5日、検索結果の要約で確認)
この記事について:学年の内容は文部科学省の解説と学習指導要領ナビ.jp(2026年10月10日確認)で、筆算の手順の説明は県・大学の資料を検索結果の要約で(2026年11月5日)確かめました。PDFの本文は、この環境から開けていません。つまずきの表は運営者のまとめです。計算例は自分で計算しました。専門家の監修は受けていません。