子どもの勉強椅子の選び方と正しい姿勢|高さ調整・足置き・背もたれ
「勉強中、すぐ姿勢が崩れる」「足をぶらぶらさせている」。そんなとき、見直したいのが椅子です。
このページでは、文部科学省のガイドブックにある姿勢の目安をもとに、勉強椅子の選び方と、家にある椅子で調整する方法をまとめました。
特定の商品のおすすめではありません。
正しい姿勢の目安
文部科学省の「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」は、タブレットを使うときの姿勢として、次の点を挙げています[1]。
紙の勉強でも参考になります。
- 背中を伸ばす。
- 床に両足をつける。
- 深く腰かける。
- 机と椅子が体に合っていないと姿勢が悪くなるため、高さを調整する。
勉強椅子を選ぶときに見たいこと
ここからは、上の目安をもとに筆者が整理したポイントです。
- 座面の高さを調整できるか:成長に合わせて変えられると、長く使えます。
- 足置きがあるか:足が床につかないとき、足を支えられます[1]。
- 深く腰かけられる奥行きか:座面が深すぎると、背もたれに届きません。
- 背もたれ:背中を支えられるものが、姿勢を保ちやすいと考えられます。背もたれのない椅子は、体を支える力が必要です。
- 回転する椅子:くるくる回して遊んでしまう子もいます。気になるなら、回らない椅子を選びます。
身長別の、座面の高さの目安
| 身長 | 椅子の座面の高さ | 机の天板の高さ |
|---|---|---|
| 110cm | 約26cm | 約46cm |
| 120cm | 約29cm | 約50cm |
| 130cm | 約32cm | 約54cm |
| 140cm | 約34cm | 約59cm |
| 150cm | 約36cm | 約63cm |
| 160cm | 約39cm | 約67cm |
計算式:座面の高さ=身長×0.25−1、机の高さ=座面の高さ+(身長×0.183−1)。
表の値は、この式で筆者が計算し、整数に丸めたものです。家具の販売サイトなどで広く紹介されている目安の式です。
係数や引く数は出典によって少しずつ違い、当サイトでは式の原典を確認できていません。あくまで目安として使ってください。
家にある椅子で調整するには
ダイニングの椅子で勉強する場合、子どもには高さが合わないことが多いです(筆者の考えです)。
- 座面が低い:クッションで高さを足します。すべりにくいものを選びます。
- 足が浮く:踏み台や箱を足元に置き、足置きにします[1]。
- 背もたれが遠い:背中にクッションをはさみ、深く腰かけられるようにします。
よくある疑問
姿勢が悪いのは、椅子のせいですか?
机と椅子が体に合っていないと姿勢が悪くなる、とガイドブックに書かれています[1]。
まず高さを見直し、それでも崩れるなら、長く座りすぎていないかも見てみてください。
バランスボールや背もたれのない椅子は?
勉強での効果を比べた研究は、今回確認できませんでした。体を支える力が必要なので、短い時間から試すのが無理がないと考えられます。
机とセットで買ったほうがいいですか?
セットでなくても、高さを合わせられれば問題ありません。机の選び方は勉強机の選び方にまとめました。
参考にした資料
- 文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック(令和4年3月改訂版)」(目と画面の距離30cm以上、30分に1回は20秒以上遠くを見る、姿勢、机と椅子、明るさ、長時間の注視、就寝前1時間、厚生労働省のガイドラインの紹介(連続作業時間は1時間を超えない)の記載を、ページ番号つきで確認。)
この記事について:当サイトの他の記事で資料を開いて確かめた内容(それぞれの資料の説明を参照)と、検索結果の要約で確かめた内容(説明に「検索結果の要約で確認」と書いたもの)を使っています。研究の多くは海外のもので、家庭の状況にそのまま当てはまるとは限りません。 身長別の表は、家具の解説でよく紹介される目安の式から筆者が計算したもので、原典は確認できていません。