子どもの勉強机の選び方|サイズ・高さ・いつ買うか・リビング学習との使い分け
入学が近づくと気になるのが、勉強机です。「本当に必要?」「いつ買う?」「どのサイズ?」と迷う方も多いと思います。
このページでは、子どもが実際にどこで勉強しているかの調査を確かめたうえで、机の選び方の考え方と、身長に合った高さの目安をまとめました。
特定の商品のおすすめではありません。
勉強机は、すぐ必要?
ベネッセ教育総合研究所の2014年の調査では、授業以外でよく勉強する場所として、小学生の84.3%が「自分の家のリビングルーム」、48.1%が「自分の部屋」を挙げていました[1]。
住宅メーカーの2023年の調査でも、勉強する空間はリビング・ダイニングが76.5%で、高学年ほど子ども部屋が増える傾向でした[3]。
こうした調査を見ると、入学と同時に机が必ず必要、とは言えなそうです。
リビングで始めて、高学年になって自分の部屋で勉強したくなったら買う、という家庭もあります(筆者の考えです)。
机を選ぶときに見たいこと
ここからは、一般にいわれる選び方のポイントを、筆者が整理したものです。
- 高さを調整できるか:子どもの体は成長します。天板の高さを変えられる机か、椅子と足置きで合わせられるかを見ます。
- 天板の広さ:教科書とノートを広げられるか。タブレットを置くなら、画面と目の距離を30cm以上とれる奥行きがあるか[2]。
- 置き場所に合うか:狭い部屋なら、コンパクトな机や、2人で並べられる長机も選択肢です。
- 収納は必要な分だけ:引き出しが多いと、物を入れすぎて散らかることもあります。
- 大人になっても使えるか:シンプルな形の机は、大人用としても使いやすいです。
身長別の、机と椅子の高さの目安
文部科学省のガイドブックは、背中を伸ばし、床に両足をつけ、深く腰かける姿勢を勧め、机と椅子が体に合っていないと姿勢が悪くなるため、高さを調整するよう書いています[2]。
高さの目安として、よく紹介される式で計算した値は次のとおりです。
| 身長 | 椅子の座面の高さ | 机の天板の高さ |
|---|---|---|
| 110cm | 約26cm | 約46cm |
| 120cm | 約29cm | 約50cm |
| 130cm | 約32cm | 約54cm |
| 140cm | 約34cm | 約59cm |
| 150cm | 約36cm | 約63cm |
| 160cm | 約39cm | 約67cm |
計算式:座面の高さ=身長×0.25−1、机の高さ=座面の高さ+(身長×0.183−1)。
表の値は、この式で筆者が計算し、整数に丸めたものです。家具の販売サイトなどで広く紹介されている目安の式です。
係数や引く数は出典によって少しずつ違い、当サイトでは式の原典を確認できていません。あくまで目安として使ってください。
リビング学習との使い分け
リビングで勉強する子が多いことは、上の調査のとおりです[1][3]。
宿題はリビング、集中したいテスト前は自分の机、のように使い分ける方法もあります。
リビングで勉強するときの工夫は、リビング学習のスペースづくりにまとめました。
よくある疑問
勉強机は、いつ買うのがいいですか?
決まった時期はありません。入学前に買う家庭もあれば、高学年になってから買う家庭もあります。
リビングで勉強する子も多いので[1]、お子さんがどこで勉強したがるかを見てからでも遅くないと思います。
机の高さが合わないときは?
机が高すぎるなら椅子を上げ、足が浮くなら足置きを使います。くわしくは勉強椅子の選び方と正しい姿勢へ。
2人で使える机はありますか?
横に長い机を2人で使う方法があります。1人あたりの幅が狭くならないか、置く前に測っておくと安心です。
参考にした資料
- リセマム「勉強する場所、小中学生ともに1位「リビング」…ベネッセ調査」(2015年3月24日。ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年、小4〜中2と保護者)で、授業以外でよく勉強する場所は小学生で「自分の家のリビングルーム」84.3%、「自分の部屋」48.1%(複数回答と考えられる)。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
- 文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック(令和4年3月改訂版)」(目と画面の距離30cm以上、30分に1回は20秒以上遠くを見る、姿勢、机と椅子、明るさ、長時間の注視、就寝前1時間、厚生労働省のガイドラインの紹介(連続作業時間は1時間を超えない)の記載を、ページ番号つきで確認。)
- 積水ハウス 住生活研究所「小学生の約8割がリビング学習 子どもの気持ちに合わせた「住まいの入学準備」」(2023年3月。勉強する空間は、リビング・ダイニング76.5%、子ども部屋22.2%で、高学年ほど子ども部屋が増える傾向。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
この記事について:当サイトの他の記事で資料を開いて確かめた内容(それぞれの資料の説明を参照)と、検索結果の要約で確かめた内容(説明に「検索結果の要約で確認」と書いたもの)を使っています。研究の多くは海外のもので、家庭の状況にそのまま当てはまるとは限りません。 身長別の表は、家具の解説でよく紹介される目安の式から筆者が計算したもので、原典は確認できていません。