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リビング学習のスペースづくり|ダイニングテーブル・ローテーブルでも集中できる工夫

公開:2026-10-09 最終更新:2026-10-09 運営:九九ダッシュ運営

小学生のうちは、リビングで勉強する子が多数派です。ただ、テレビの音やきょうだいの声で、集中しにくいこともありますよね。

このページでは、リビング学習がどのくらい一般的かを調査で確かめ、ダイニングテーブルやローテーブルで勉強するときの工夫をまとめました。

リビング学習は、どのくらい一般的?

ベネッセ教育総合研究所の2014年の調査では、授業以外でよく勉強する場所として、小学生の84.3%が「自分の家のリビングルーム」を挙げていました[1]。

住宅メーカーの2023年の調査でも、勉強する空間はリビング・ダイニングが76.5%、子ども部屋が22.2%で、高学年ほど子ども部屋が増える傾向でした[2]。

一方で、リビングで勉強すると学力が上がる、と示した研究は、今回確認できませんでした。

「親の目が届く」「分からないときにすぐ聞ける」などの良さは、あくまで一般にいわれることです。

スペースづくりの工夫

ここからは、一般にいわれる工夫を筆者が整理したものです。

  1. 勉強する場所を決める。「ダイニングテーブルのこの席」と決めると、座れば勉強、の切りかえがしやすくなります。
  2. 道具の置き場所を近くに。教科書や鉛筆を入れる箱やワゴンを、テーブルの近くに置きます。片づけが楽になります。
  3. 視界を区切る。卓上の囲い(パーテーション)で、テレビやきょうだいが目に入りにくくします。
  4. テレビは消す。65の研究のまとめでは、意味の分かる話し声と歌詞のある音楽が、読むことのもっとも大きな妨げでした[3]。
  5. 明るさを整える。暗いところで画面を見ると、目の疲れを早める可能性があるとされています[4]。

ダイニングテーブル・ローテーブルで勉強するとき

大人用のダイニングテーブルは、子どもには高いことが多いです。

文部科学省のガイドブックは、床に両足をつけ、深く腰かけ、机と椅子の高さを体に合わせるよう書いています[4]。

椅子にクッションを足し、足元に台を置くと、高さを合わせやすくなります。

ちゃぶ台やローテーブルで床に座って勉強する場合は、背中が丸まりやすくなります。

座布団で座る高さを上げる、長時間続けない、などの工夫が考えられます(筆者の考えです)。

身長に合った机と椅子の高さの目安は、勉強椅子の選び方に表でまとめました。

よくある疑問

リビング学習と自分の部屋、どちらがいいですか?

どちらが学力に良いかを比べた研究は、今回確認できませんでした。

高学年ほど子ども部屋で勉強する子が増える傾向がある、という調査はあります[2]。お子さんが集中しやすい場所を、一緒に探してみてください。

きょうだいがいて、うるさくなります。

同じ時間に「みんなで静かにする時間」を決めると、下の子も巻き込みやすくなります。席を離す、囲いを使う、なども試してみてください。

車の中やカフェで勉強するのは?

短い音読や暗記カードなら取り入れやすいです。ただ、話し声が多い場所は読むことの妨げになりやすいので[3]、内容を選ぶのがよさそうです。

参考にした資料

  1. リセマム「勉強する場所、小中学生ともに1位「リビング」…ベネッセ調査」(2015年3月24日。ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年、小4〜中2と保護者)で、授業以外でよく勉強する場所は小学生で「自分の家のリビングルーム」84.3%、「自分の部屋」48.1%(複数回答と考えられる)。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
  2. 積水ハウス 住生活研究所「小学生の約8割がリビング学習 子どもの気持ちに合わせた「住まいの入学準備」」(2023年3月。勉強する空間は、リビング・ダイニング76.5%、子ども部屋22.2%で、高学年ほど子ども部屋が増える傾向。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
  3. Vasilev, Kirkby, Angele「Auditory distraction during reading: A Bayesian meta-analysis of a continuing controversy」Perspectives on Psychological Science, 2018(65の研究をまとめ、騒音・話し声・音楽はどれも読むことの成績を小さく下げ、意味の分かる話し声と歌詞のある音楽がもっとも妨げになり、子どもと大人で大きな差は見られなかったこと。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
  4. 文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック(令和4年3月改訂版)」(目と画面の距離30cm以上、30分に1回は20秒以上遠くを見る、姿勢、机と椅子、明るさ、長時間の注視、就寝前1時間、厚生労働省のガイドラインの紹介(連続作業時間は1時間を超えない)の記載を、ページ番号つきで確認。)

この記事について:当サイトの他の記事で資料を開いて確かめた内容(それぞれの資料の説明を参照)と、検索結果の要約で確かめた内容(説明に「検索結果の要約で確認」と書いたもの)を使っています。研究の多くは海外のもので、家庭の状況にそのまま当てはまるとは限りません。

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