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くり上がり・くり下がりは1年生でつまずきやすい?順番と家での教え方

公開:2026-11-05 最終更新:2026-11-05 運営:九九ダッシュ運営

9+4 や 13−9 のような、くり上がり・くり下がりのある計算は、1年生の算数で学びます[1]。

指を使っても答えが出せるので、つまずきに気づきにくい単元です。このページでは、学校での教わり方とつまずきやすい所を確かめました。

そのうえで、家で何から練習するとよいかを順番にまとめました。

書いた人:子ども3人の親で、無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」を作っている運営者です。学習指導要領の解説や教科書会社・学校の資料を読んで整理しました。わが家で試した体験談ではありません。

たし算・ひき算のあとは、九九へ

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1年生で何を学ぶのか

平成29年告示の学習指導要領では、1年生のたし算・ひき算に次の内容があります[1]。

「1けた+1けた」の中で、答えが10をこえるものがくり上がりのあるたし算です。

その逆の、11〜18から1けたをひく計算でひけない場合がくり下がりのあるひき算です[2]。

数えてみると、くり上がりのあるたし算は45通り、11〜18から1けたをひくくり下がりのひき算は36通りでした(筆者が数えました)。

学校ではどう教わる?10のまとまりをつくる

教科書の指導計画や学校の授業を見ると、どちらも「10とあといくつ」という数の見方を使って考える流れでした[2][3]。

くり上がり・くり下がりの主なやり方(式の例は筆者)
計算やり方例
たし算後ろの数を分けて10をつくる(加数分解)9+4:4を1と3に分け、9+1=10、10+3=13[2]
たし算前の数を分けて10をつくる(被加数分解)3+9:3を2と1に分け、9+1=10、10+2=12[2]
ひき算ひかれる数を10といくつに分ける(減加法)13−9:13を10と3に分け、10−9=1、1+3=4[4]
ひき算ひく数を分ける(減減法)12−3:3を2と1に分け、12−2=10、10−1=9[4]

数を分けて書く図は、形から「さくらんぼ計算」と呼ばれることがあります。

どのやり方を中心に教えるか、どの順番かは教科書や学校で違います。例の計算の途中の式は筆者が書きました。

つまずく順番の早見表

家で様子を見るときの目安として、運営者が整理しました。

上の段ができていないと、下の段で止まりやすいと考えています(研究で確かめたものではありません)。

くり上がり・くり下がりの土台チェック
段階確かめ方練習する記事
1. 10の合成・分解「7とあといくつで10?」がすぐ言える10の合成・分解
2. 10といくつ「13は10と3」がすぐ言える[3]10の合成・分解
3. くり上がり9+4を、指で数えずに説明できるくり上がりのたし算
4. くり下がり13−9を、10から9をひいて説明できるくり下がりのひき算
5. 速さまぜた問題を、迷わず解ける1年生の計算プリント

時期はいつごろ?

東京書籍の教科書の年間指導計画(3学期制)では、くり上がりの「たしざん」とくり下がりの「ひきざん」は、どちらも1年生の2学期に置かれていました[2]。

たし算は9+4のように前の数が7〜9の式から、ひき算は13−9のようにひく数が7〜9の式から始まります。

教科書会社や学校で時期は違うので、お子さんの学校の時期は学年だよりや教科書で確かめてください。

家でできること

指で数えるのは、最初はOK

港区の小学校の授業の振り返りでは、子どもから「数えひき」の考えも出ることを想定していました[4]。

数えて答えを出すのも、はじめの考え方の1つです。

そのうえで、10のまとまりを使うと速く確かめられることに、少しずつ気づけるようにします(筆者の考えです)。

おはじきや10円玉で「10の束」をつくる

港区の小学校の授業では、ブロックを動かして13を10と3に分ける活動が入っていました[4]。

家なら、おはじきや1円玉・10円玉でも代わりになります。

「10こ集まったら10円玉1枚にかえる」と、くり上がりの意味が見えやすくなります。

学校のノートのやり方に合わせる

加数分解と被加数分解、減加法と減減法のどちらを使うかは、授業で決まっています。

資料によっては、減加法と減減法の呼び方が逆に書かれている例もありました。言葉より、ノートの図に合わせてください。

正直なところ

次の一歩

まず10の合成・分解のミニゲームで土台を確かめ、できたらくり上がりのたし算、くり下がりのひき算の順に進めてください。

練習問題は1年生の計算プリントで作れます。

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よくある疑問

くり上がり・くり下がりは何年生で習いますか?

1年生です。1けたと1けたのたし算と、その逆のひき算を確実にできるようにすることが、1年生の内容に入っています[1]。

指で数えて計算するのは、やめさせたほうがいいですか?

授業でも、はじめは数えて考える子がいることを想定していました[4]。

無理にやめさせるより、10のまとまりを使うと速いことに少しずつ気づけるようにする方法があります(筆者の考えです)。

さくらんぼ計算は、やらないといけませんか?

学校のノートでさくらんぼの図を使っているなら、家でも合わせると混乱しにくくなります。

頭の中でできるようになれば、図を書かなくてよい場面も出てきます(筆者の考えです)。

くり上がりとくり下がり、どちらが難しいですか?

比べた資料は今回確認できていません。

くり下がりのひき算は、10からひいてたすなど手順が増えるので、たし算のあとに練習する流れにしています(筆者の整理です)。

参考にした資料

  1. 日本文教出版「新学習指導要領(平成29年告示)算数の内容」(第1学年に「1位数と1位数との加法及びその逆の減法」があること)
  2. 東京書籍「「新編 新しい算数」年間指導計画作成資料 略案【1年】」(令和6年度用。3学期制の2学期に「たしざん」(繰り上がりのある1位数どうしの加法。被加数が7〜9の場合→2〜6の場合)と「ひきざん」(繰り下がりのある11〜18−1位数の減法。減数が7〜9の場合→2〜6の場合)。たしざんの前に「10の補数をとらえられるようにするための活動」。2026年11月5日に本文を確認)
  3. 徳島県立総合教育センター「第1学年 算数科学習指導案(ひきざん)」(繰り下がりのあるひき算の単元の指導案。2026年11月5日にページを確認)
  4. 港区立麻布小学校「本時の振り返り(第1学年 ひきざん 2/9)」(13−9で、13を10と3に分ける減加法を考える授業。ブロックを動かして「10のまとまりから9をひく」よさを実感させ、「数えひき」「減加法」「減減法」の考えを取り上げている。2026年11月5日に本文を確認)

この記事について:学習指導要領の内容と、教科書会社の指導計画・学校の資料は、2026年11月5日に本文を確かめました。45通り・36通りという数と、表の途中の式は、自分で数えたり書いたりしたものです。つまずく順番の表と家での工夫は運営者のまとめで、効果が研究で確かめられたものではありません。専門家の監修は受けていません。

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