九九は英語で何という?times tablesの言い方と日本との違い
結論:九九は英語で times tables
- 九九は英語でtimes tables、または multiplication tables です。
- 2×3=6は「Two times three is six.」のように、式をそのまま文にして読みます。
- イギリス(イングランド)では12×12までを覚えるのが4年生の目標で、国のチェックもあります。
- アメリカの共通学力基準では、3年生の終わりまでに1けたどうしのかけ算を覚えます。
この記事を書いた人:神奈川で共働き・子ども3人を育てている、九九ダッシュ運営です。子どもの1人が九九を練習していたことから、九九ゲーム「九九ダッシュ」を自作しました。海外の扱いは、イギリスとアメリカの公的な資料を開いて確かめた範囲で書いています。
「九九って英語で何て言うの?」と子どもに聞かれて、すぐに答えられなかった方もいるかもしれません。
英語圏にも九九にあたる表があり、学校で覚えます。ただ、覚える範囲や唱え方は日本とかなりちがいます。
このページでは、英語での言い方と、日本の九九とのちがいを表で比べました。英語で段を読み上げる表もあります。
日本の九九の覚え方そのものは、九九の覚え方とコツにまとめています。
九九・かけ算の英語の言い方
九九にまわりの言葉を、英語の言い方と並べました。
「九九」の英語は、英会話サービスの質問コーナーでも times table と multiplication table が挙げられていました[6]。
イギリスの国の教育課程では、multiplication tables という言い方が使われています[1]。
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 九九 | times tables / multiplication tables |
| 九九の表 | a multiplication table(1枚の表をさすとき) |
| 2の段 | the 2 times table(two times table) |
| かけ算 | multiplication(かける=multiply) |
| 2×3=6 | Two times three is six. Two times three equals six. Two multiplied by three is six. |
| 九九を覚えた | I memorized the times tables. |
子どもとの会話なら、「Two times three is six.」の形を覚えておけば十分です。
equals は「=」をそのまま読んだ少しかための言い方、multiplied by は「〜をかけた」という説明的な言い方です。
日本の九九と英語圏の times tables を比べた表
日本・イギリス(イングランド)・アメリカの、かけ算を覚える範囲と時期を1つの表にしました。
イギリスとアメリカは、国や共通基準の文書を開いて確かめた内容です。
| 日本 | イギリス(イングランド) | アメリカ(共通学力基準) | |
|---|---|---|---|
| 覚える範囲 | 1×1〜9×9の81個 | 12×12まで[1] | 1けたどうしのかけ算[5] |
| 習う時期 | 小学2年生(2学期ごろ) | Year 2で2・5・10の段、Year 3で3・4・8の段、Year 4で12×12まで[1] | 3年生(Grade 3)の終わりまでに覚える[5] |
| 仕上げの学年の年齢 | 2年生(7〜8歳) | Year 4(8〜9歳)[4] | 3年生 |
| 国のチェック | 全国共通のテストは確認できず(学校ごとの九九検定など) | Year 4の6月に画面上で25問、1問6秒、合格点なし[2] | 今回の資料では確認していない |
| 唱え方 | 「ににんがし」など、九九専用の短い読み方 | 式をそのまま文で読む(Two times two is four.) | |
表からわかるいちばん大きなちがいは、イギリスは12の段まで覚えることです。
日本の九九は81個ですが、イギリスの4年生のチェックは2〜12の段から出題され、問題の元になる九九は121個ありました[3]。
一方で、チェックには1の段は入っていませんでした[3]。
覚える時期もちがいます。
日本は2年生の2学期に81個をまとめて習いますが、イギリスは2年生から4年生まで、3年かけて段を増やしていきます[1]。
日本の時期のくわしい話は九九はいつから習う?にまとめています。
日本の時期と年齢は、教科書会社の年間指導計画などをもとにした一般的な例です。アメリカは州ごとに基準がちがうことがあり、ここでは共通学力基準(Common Core)の文だけを確認しました。
イギリスの「かけ算チェック」のしくみ
イギリス(イングランド)では、Year 4の子が6月に「multiplication tables check」を受けます。
保護者向けの政府の案内によると、画面に出る25問に、1問6秒以内で答えます。全体で5分もかからない長さで、合格点はありません。
結果は先生から保護者に伝えられます[2]。
チェックの枠組みの資料では、むずかしい段として6・7・8・9・12の段が挙げられ、1回のチェックにそれぞれ2〜4問ずつ入る決まりでした[3]。
日本でも7の段や8の段は覚えにくいといわれるので、つまずく所は似ているのかもしれません。
英語で九九を言ってみる(段をえらんで読み上げ)
段をえらぶと、英語の言い方が9個並びます。▶を押すと、お使いの端末の英語の読み上げ機能で読みます。
イギリス式に12までのばすこともできます。
英語の times table
読み上げは端末の機能を使うため、声や発音は端末によってちがいます。読み上げに対応していない端末では、▶のボタンは出ません。
英語の九九は、家でどう使う?
英語の times tables は、日本の九九のかわりではありません。
日本の授業やテストは日本語の九九で進むので、まずは日本語の81個を、バラバラに聞かれても答えられるようにするのが先です。
バラバラに答える練習には、無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」も使えます。
そのうえで、英語の言い方は次のような使い方ができます。
- 数の英語の練習に:九九の答えは2けたの数が多いので、twenty-four や fifty-six のような数の言い方の練習になります。
- 覚えた九九の確かめに:答えを知っている九九なら、英語の文の意味がわかるので、英語に苦手意識がある子でも入りやすいです。
- 12の段で遊ぶ:九九を覚えた子には、「イギリスの子は12の段まで覚えるんだって」と、11の段・12の段に挑戦する話のたねになります。
家庭での英語の始め方は、子どもの英語の勉強はどう始める?にまとめています。九九を絵本で楽しみたい場合は、九九の絵本もあります。
英語で唱えるときに気をつけたいこと
- 英語の言い方は式をそのまま文にするので、「ににんがし」のような短い音で一気に唱える日本の九九とは、リズムがかなりちがいます。
- 英語の言い方を先に覚えると、学校の「ににんがし」の唱え方と混ざる子もいます。日本語の九九が固まってからにすると安心です。
- このページのイギリス・アメリカの情報は、国や基準の文書で確かめた範囲です。実際の授業の進め方は、学校によってちがいます。
よくある疑問
九九は英語で何と言いますか?
times tables、または multiplication tables と言います。
「九九を覚えた」は I memorized the times tables. のように言えます。
1つの段は the 2 times table(2の段)のように数字をつけて言います。
イギリスの子は、本当に12の段まで覚えるのですか?
イングランドのナショナル・カリキュラムでは、Year 4(8〜9歳)で12×12までのかけ算を思い出せることが目標になっています。
Year 4の6月には、2〜12の段から25問が出る国のチェックもあります。
12までにしている理由は、確認した資料には書かれていませんでした。
日本の子も、11の段・12の段まで覚えたほうがいいですか?
日本の小学校で2年生が学ぶのは、9×9までの九九です。11の段・12の段を覚えるかどうかは、家庭の判断になります。
まずは81個の九九をバラバラに聞かれても答えられることを優先し、そのあとで興味があれば、英語の times tables として遊んでみるくらいがよさそうです。
次の一歩として、日本の九九の練習の進め方は九九の覚え方とコツからどうぞ。
参考にした資料
- GOV.UK「National curriculum in England: mathematics programmes of study」(Year 2で2・5・10の段、Year 3で3・4・8の段、Year 4で「multiplication tables up to 12 × 12」を思い出せることが求められていることを確認)
- GOV.UK「Multiplication tables check: information for parents」(Year 4の子が6月に受けること、画面上の25問に1問6秒で答えること、平均5分以内で終わること、合格点はないこと、結果は先生から伝えられることを確認)
- Standards and Testing Agency「Multiplication tables check assessment framework」(2〜12の段から121個の問題の元があること、1の段は入らないこと、6・7・8・9・12の段がもっともむずかしい段としてそれぞれ2〜4問入ることを確認)
- Oxford Owl「Multiplication & division in Year 4 (age 8–9)」(Year 4が8〜9歳であること、12×12までの times tables を覚えることを確認。オックスフォード大学出版局の保護者向けサイトです)
- Common Core State Standards Initiative「Grade 3 » Operations & Algebraic Thinking » 7」(「By the end of Grade 3, know from memory all products of two one-digit numbers.」と書かれていることを確認)
- ネイティブキャンプ「「九九」は英語でなんて言うの?」(九九にあたる英語として times table と multiplication table が挙げられていることを確認。英会話サービスの質問コーナーです)
この記事について:2026年10月時点で、上の資料を開いて確かめた内容です。英語の言い方の例文(2×3など)は、一般的な英語の言い方として運営者がまとめました。121個・81個の数は資料と九九の表から確かめた数です。イギリスとアメリカの情報は国や基準の文書の内容で、実際の授業の進め方を表すものではありません。専門家の監修は受けていません。