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授業で使える九九ゲーム|1人1台端末・大画面・道具なしの進め方

公開:2026-10-14 最終更新:2026-10-14 運営:九九ダッシュ運営

九九の単元では、毎時間少しずつ唱えたり、答えたりする時間をとることが多いと思います。

同じ練習のくり返しにならないよう、ゲームを取り入れたい先生や、学童・地域の学習会で九九を見ている方に向けてまとめました。

1人1台端末で使うブラウザゲーム、大きな画面に映してクラス全員で答える方法、端末を使わない遊びの3つに分けて、手順と注意点を紹介します。

登録なし・声で覚える、無料の九九ゲーム

会員登録なし・無料。問題と答えを声で読み上げるので、目と耳の両方で九九を覚えられます。苦手な九九は自動で多めに出ます。

無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」であそぶ

授業のどこで九九ゲームを使うか

九九ゲームは、新しい段の意味を学ぶ場面より、覚えた九九を確かめたり、すぐ答えられるようにしたりする場面に向いています。

兵庫県の教育情報サイトに載っている2年生の実践例では、毎時間のはじめにフラッシュカードで九九を唱え、習熟のために一人一台のパソコンでゲームに取り組む流れが紹介されていました[4]。

場面ねらい向いているゲーム
授業のはじめ(3〜5分)前の時間の段を思い出す九九リレー、大画面で「きいてこたえる」
習熟の時間(10分)一人ひとりが自分のペースで答える1人1台端末で九九ダッシュ
単元のまとめ・すきま時間楽しく全部の段をふり返る九九ビンゴ、指九九じゃんけん

学校では5・2・3・4の段、そのあと6・7・8・9・1の段の順に進むことが多いので(九九を覚える順番)、ゲームも習った段の範囲で使うと混乱しません。

1人1台端末で九九ダッシュを使う流れ

文部科学省のGIGAスクール構想は、児童生徒1人1台の端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体で整える取り組みです[1]。

文部科学省の調査では、2021年(令和3年)7月末時点で、全国1,812の自治体等のうち1,742(96.1%)が「整備済み」と答えていました[2]。

その後の調査も文部科学省のページで公表されています[3]。

九九ダッシュは、ブラウザで開くだけで遊べる無料の九九ゲームです。

ログインも名前の入力もいらないので、Chromebook・iPad・Windowsのどの端末でも、URLを開けば始められます。

記録は端末の中だけに残り、運営者が児童の情報を受け取ることはありません。

手順

  1. URLを配る:学校で使っている方法(学習支援ソフトの課題、QRコードなど)で、下のツールで作ったURLを配る
  2. 段を選んで始める:段を指定したURLなら、その段が光った「どの段にする?」の画面が開く。タップするとスタート
  3. 15問を1〜2回:「だんをえらぶ」は1つの段を15問(最初の9問は順番どおり、残り6問はバラバラ)。1回は数分で終わる
  4. 仕上げにタイムアタック:60秒で何問答えられたかを、ノートやワークシートに書く
  5. ふり返り:まちがえた九九を1つ書く。家では「にがてたいじ」で練習できることを伝える
段
あそびかた
配るURL
ためしに開く

端末で開くと、その段が光った「どの段にする?」の画面が出ます。

いきなり音が鳴らないよう、子どもがタップしてから始まる作りにしています。

大きな画面で「きいてこたえる」をクラス全員で

電子黒板やテレビに九九ダッシュを映し、「きいてこたえる」を選ぶと、式を見せずに「しちは」のように声だけで出題します。

クラス全員で声をそろえて答えたり、ミニホワイトボードに答えを書いて一斉に見せたりできます。

段を選ぶ画面で「おまかせ」を選ぶと、いろいろな段がまざって出ます。

習っていない段が出ないよう、単元の途中では段を指定して使いましょう。九九の読み方は九九の読み方の一覧で、声つきで確かめられます。

道具なし・紙だけでできるクラスの九九ゲーム

端末を使わない遊びも、授業のはじめやすきま時間に使えます。どれも一般に行われている遊びを、クラス向けにまとめたものです。

遊び準備人数やり方
九九リレーなし列・班ごと1人1つずつ順番に唱え、つまったら列の全員で言い直す。逆から唱えるのもよい
指九九じゃんけんなし2人1組「せーの」で2人が片手の指を1〜5本出し、2人の本数をかけた答えを先に言ったほうが勝ち(両手を使えば9まで)
九九ビンゴカードの印刷クラス全員読み上げた九九の答えに丸をつける。そろったら、その列の九九を言う
九九カルタ九九カード班(3〜4人)読み手が答えを言い、その答えになる式のカードを取る

九九ビンゴのカードは「九九ビンゴの作り方と遊び方」で、段と枚数を選んで人数分を印刷できます。

30人で3×3・全部の段なら、7問前後で最初のビンゴが出る目安も載せています。

カルタなどカードを使う遊びのルールは「九九カードの遊び方」、家庭向けの遊びは「九九を楽しく覚えるゲーム10選」にまとめています。

使う前に知っておきたいこと

先生が結果を集める機能はない

九九ダッシュには、クラスの結果を一覧で見る機能はありません。記録はそれぞれの端末の中だけに残ります。

結果を見たいときは、タイムアタックの点数や、まちがえた九九をワークシートに書いてもらう形にします。

共有の端末を使う場合は、前に使った子の記録が残っていることがあります。

音の扱いを先に決める

30人が同時に音を出すと、声が聞き取りにくくなります。

ホーム画面の「よみあげ」「おんがく・こうかおん」をオフにすると、音なしで遊べます。

ただし「きいてこたえる」は声だけで出題するので、イヤホンを使うか、大画面で全員で聞く使い方が向いています。

学校のネットワークで開けないことがある

端末やネットワークの設定によっては、外部のサイトが開けないことがあります。

授業の前に先生の端末で開けるか確かめ、開けない場合は、端末を管理している担当の方に相談してください。

速さを競う遊びは、苦手な子が目立ちやすい

早押しや、人前で1人ずつ答える形は、九九があやふやな子にとってつらい時間になることがあります。

全員で声をそろえる、ペアで出し合う、自分の前回の記録と比べる、といった形を中心にすると、どの子も参加しやすくなります。

苦手になりやすい段や、つまずきへの対応は苦手になりやすい段の記事にまとめています。

よくある疑問

九九ダッシュは学校で使ってもいいですか?

はい、無料で使えます。ログインや名前の入力はいらず、児童の情報を運営者が受け取ることもありません。

使う前に、学校や自治体の端末のルールで、外部のサイトを使ってよいかを確かめてください。

児童の結果を先生がまとめて見ることはできますか?

できません。記録はそれぞれの端末の中だけに残ります。

結果を集めたいときは、タイムアタックの点数をノートやワークシートに書いてもらう方法がおすすめです。

教室で音が出るとうるさくなりませんか?

ホーム画面の「よみあげ」「おんがく・こうかおん」をオフにすると、音なしで遊べます。

ただし「きいてこたえる」は声だけで出題するので、イヤホンを使うか、大きな画面に映してクラス全員で聞く使い方が向いています。

参考にした資料

  1. 文部科学省「GIGAスクール構想の加速による学びの保障」(令和2年4月16日。1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークの整備、緊急時にも学びを保障する環境づくりという目的を確認)
  2. 文部科学省「GIGAスクール構想に関する各種調査の結果(概要)」(令和3年8月。端末の利活用状況は令和3年7月末時点の速報値。全自治体等1,812のうち1,742(96.1%)が「整備済み」。「整備完了」は児童生徒の手元に端末が渡り、学校で使える状態を指すと定義)
  3. 文部科学省「端末の整備状況の調査結果のページ」(令和4年度末時点の調査結果と、令和5年度末のフォローアップが公表されていることを確認。数値はPDFのため本文では扱っていません)
  4. 兵庫県の教育情報サイト「かけ算九九の学習(小学校2年)の実践例」(朝来市立山口小学校の実践。毎時間のはじめのフラッシュカードによる九九唱えと、習熟のための一人一台のパソコンでのゲームを確認。掲載年はPDFからは確認していません)

この記事について:2026年10月14日時点で資料を確認しました。道具なしの遊びは、一般に行われている遊び方を運営者がまとめたものです。学校での使い方は、各学校・自治体のルールに従ってください。

九九の「できた!」を、ほかの教科にも

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