九九カードの遊び方6つ|1人でも家族でもできる、市販・手作りカードで
九九カードは、表に式、裏に答えを書いたカードです。
めくって答えるだけでも練習になりますが、同じやり方を続けると、子どもはすぐにあきてしまいます。
このページでは、九九カードでできる遊びを6つ、人数・時間・向いている段階で比べられるように表にまとめました。
市販のカードでも、手作りのカードでも遊べます。
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会員登録なし・無料。問題と答えを声で読み上げるので、目と耳の両方で九九を覚えられます。苦手な九九は自動で多めに出ます。
無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」であそぶ6つの遊びを比べる
九九の練習は「順番に唱えられる」→「バラバラに聞かれても答えられる」→「すぐ答えられる」の順に進みます(上がり九九・下がり九九・バラ九九のちがい)。
カードの遊びも、いまの段階に合うものを選ぶと続きやすくなります。
| 遊び | 人数 | 時間 | 向いている段階 |
|---|---|---|---|
| 1 九九ならべ(段の順にならべる) | 1人〜 | 3分 | 覚え始め(唱える前後) |
| 2 できた山・まだ山(めくり練習) | 1人 | 5分 | 唱えられるようになったら |
| 3 九九カルタ | 2〜4人+読む人 | 10分 | バラバラに答える練習 |
| 4 九九神経衰弱 | 2〜4人 | 10〜15分 | バラバラに答える練習 |
| 5 スピード対決 | 2人 | 5分 | 仕上げ(すぐ答える) |
| 6 同じ答えあつめ | 1人〜 | 5〜10分 | 全部の段を習ったあと |
時間は、1つの段(9枚)〜2つの段(18枚)で遊んだときの目安です(運営者の見立て)。81枚全部を使うと、1回がかなり長くなります。
最初は1〜2つの段に絞るのがおすすめです。
1人でできる遊び
1 九九ならべ(段の順にならべる)
- 1人〜
- 3分
- 式の面を使う
1つの段のカード9枚をよく混ぜて、式の面を上にして広げます。
「7×1、7×2…」と×1から順番に並べ、並べ終わるまでの時間を計ります。並べながら声に出して唱えると、唱える練習にもなります。
答えを言わなくても遊べるので、唱え始めたばかりの子でも参加できます。
慣れてきたら、答えの面を上にして「7、14、21…」と答えの順に並べると、少しむずかしくなります。
2 できた山・まだ山(めくり練習)
- 1人
- 5分
- 表で答えて裏で確認
いちばん基本の使い方に、ひと工夫したものです。式の面を見て答えを言い、裏返して確かめます。
すぐ言えたカードは「できた山」へ、つまった・まちがえたカードは「まだ山」へ分けます。
1周したら、次は「まだ山」だけをめくります。全部が「できた山」に移ったら終わりです。
苦手な九九だけを何度も練習できるので、81枚を毎回全部めくるよりも短い時間ですみます。
2人以上でできる遊び
3 九九カルタ
- 2〜4人+読む人
- 10分
- 式の面を上にして並べる
カードを式の面を上にして並べます。読む人が「42!」と答えの数を言い、その答えになる式のカード(6×7・7×6)を見つけて取ります。
取ったら式を読み上げて、正しければ自分のものです。
答えが同じになる式が2枚以上あることが多いので、「どちらを取っても正解」にしておくと、もめずにすみます。
読む人を大人ではなく子どもが交代でやると、答えから式を考える練習にもなります。
4 九九神経衰弱
- 2〜4人
- 10〜15分
- 式カードと答えカードを分けて作る
トランプの神経衰弱と同じルールで、「式のカード」と「答えのカード」をペアにします。たとえば「3×4」と「12」がそろえば取れます。
1つの段なら式9枚+答え9枚の18枚で遊べます。
この遊びは、式と答えが別のカードになっている必要があるので、表裏のある市販カードではそのまま遊べないことがあります。
下の「手作りカードの作り方」を参考に、答えだけのカードを足してください。
2つ以上の段を混ぜると、12が「3×4」とも「4×3」とも「2×6」ともペアになるので、「答えが合えばどれでもよい」とルールを決めておきます。
5 スピード対決
- 2人
- 5分
- 式の面を使う
カードを半分ずつに分けて、それぞれ式の面を下にして山にします。
「せーの」で同時に1枚めくり、相手のカードの九九を先に答えたほうが2枚とももらえます。
山がなくなったとき、たくさん持っている人の勝ちです。
すぐに答える力がつきますが、九九があやふやな段階だと、負け続けてやる気をなくしてしまいます。
大人と子どもで遊ぶなら、大人は答えを言う前に「1、2」と心の中で数えるなど、ハンデをつけましょう。
6 同じ答えあつめ
- 1人〜
- 5〜10分
- 全部の段(81枚)を使う
81枚を答えの面を上にして広げ、同じ答えのカードを集めます。たとえば「24」は、3×8、4×6、6×4、8×3の4枚です。
全部集めたら、裏返して式を確かめます。
九九の答えは81個ありますが、数は36種類しかありません。
「かける順番を入れかえても答えは同じ」というきまりや、答えが4つの式で出てくる数(6、8、12、18、24)に気づくきっかけになります。
全部の段を習い終えたあとの、まとめの遊びに向いています。
このほか、市販のカードゲームとして作られたものもあります。
たとえば小学館の子育てサイトHugKumでは、同じ段のカードを集めて上がる「九九ジャン」(2〜4人、36枚のカード)が紹介されています[1]。
手作りの九九カードの作り方
手作りなら、遊びに合わせて「式だけ」「答えだけ」のカードも作れます。1つの段から作り始めれば、1日で用意できます。
- 紙を用意する:画用紙や厚紙を、名刺くらい(約9cm×5.5cm)に切る。市販の無地の単語カードや名刺用の用紙を使うと、切る手間がはぶける
- 表に式、裏に答えを書く:太めのペンで大きく書く。裏から透けない紙を選ぶ
- 段の印をつける:段ごとにペンの色を変えるか、角に段の数字を書く。遊ぶ段だけをすぐ取り出せる
- 神経衰弱用に「答えだけ」のカードを足す:式のカードとは色を変えた紙に、答えだけを書く
- リングでとじる(めくり練習用):パンチで穴をあけて、段ごとにリングでまとめると、なくしにくい
九九の読み方(「しちは」「はっぱ」など)をカードに小さく書いておくと、唱えるときの手がかりになります。
読み方は九九の読み方の一覧で、声つきで確かめられます。カードではなく一覧表がほしいときは、九九表を印刷できるページも使えます。
市販と手作り、それぞれの向き・不向き
| 市販のカード | 手作りのカード | |
|---|---|---|
| よいところ | すぐ始められる。紙がじょうぶで、字が見やすい | 遊びに合わせて「答えだけ」なども作れる。作る時間も練習になる |
| 気になるところ | 表裏が決まっているので、神経衰弱などはそのままでは遊びにくいことがある | 81枚作ると時間がかかる。字の大きさがそろいにくい |
| 向いている人 | まずはめくり練習から始めたい | いろいろな遊びをしたい、苦手な段だけ作りたい |
市販のカードの中身(枚数・表裏の書き方)は商品によってちがいます。買う前に、商品の説明で確かめてください。
カードの遊びとアプリ・ゲームの使い分け
カードの遊びは、家族や友だちと顔を合わせて遊べることと、手でさわって並べられることがよいところです。
一方で、答えが合っているかを確かめる人が必要で、読み方の正しさまでは確かめにくいという面もあります。
1人で練習する時間には、声で問題を読み上げるゲームを組み合わせると、読み方も一緒に身につきます。
九九ダッシュは、段を選んですぐ始められます。
- 7の段から九九ダッシュで遊ぶ(「どの段にする?」の画面が開きます)
- 7の段を「きいてこたえる」で遊ぶ(式を見せず、声だけで出題)
家でできるゲームを段階ごとに選びたいときは「九九を楽しく覚えるゲーム10選」、人数が多いときは、カードを印刷して遊べる「九九ビンゴ」も使ってみてください。
よくある疑問
九九カードは81枚全部使わないといけませんか?
いいえ。習った段や苦手な段のカードだけを抜き出して使うほうが、短い時間で集中して練習できます。1つの段なら9枚です。
九九カードは何歳から使えますか?
九九は小学2年生の算数で学ぶので、2年生が目安です。
それより前は、答えを覚えることよりも、カードを並べたり数えたりして遊ぶくらいにしておくと負担になりません。
習う時期は「九九はいつ習う?」にまとめています。
市販と手作り、どちらがいいですか?
すぐ始めたいなら市販、遊びに合わせて式だけのカードや答えだけのカードを作りたいなら手作りが向いています。
神経衰弱のように式と答えを別のカードにする遊びは、手作りのほうが作りやすいです。
参考にした資料
- HugKum(小学館)「算数の力を遊びで育てるカードゲームの紹介記事」(九九ジャンの人数2〜4人・対象年齢6歳以上・36枚のカード・同じ段のカードを集めて上がるルールを確認)
この記事について:6つの遊びは、一般に行われている遊び方をもとに、運営者が九九の練習向けにルールをまとめたものです。時間の目安は運営者の見立てで、子どもによって前後します。