遊びながら勉強になるもの|本・漫画・アニメ・YouTube・ゲーム・お出かけ
「勉強しなさい」より、楽しいことの中で自然に学べたら…と思うことはありませんか。
このページでは、遊びながら勉強になるものを、本・漫画・アニメ・YouTube・ゲーム・お出かけに分けて紹介します。
学校でも使われているゲームや、使う時間の目安もまとめました。
学習ゲームの効果は?
学習を目的にしたゲームの研究77件(参加者5,547人)をまとめた2013年の分析では、従来の授業のやり方より、学習の面で効果がやや大きく、あとまで覚えている度合いでも大きい結果でした。
一方、やる気を高める点では、ほかの方法より高いとは言えませんでした[1]。
ゲームと上手に付き合うルールの決め方は、学習ゲームと上手に付き合うにまとめています。
学校でも使われているゲーム
- 桃太郎電鉄 教育版:コナミが学校教育機関向けに無償で提供しているもので、2025年3月時点で導入校は12,300校、そのうち小学校は6,800校以上と発表されています。同じ時期から、フリースクールなどへの提供も始まりました[2]。日本の地理や特産物を、すごろくで学べます。
- 教育版マインクラフト:学校向けの教育版があり、無料で試せること、学校向けのMicrosoft 365 Educationの一部プランに含まれることが紹介されています[3]。プログラミングや協働の学びに使われています。
どちらも学校向けのものです。家庭用の通常版とは内容が違うので、家庭で遊ぶときは、学校で使っているかどうかを確かめてみてください。
本・漫画・アニメ・YouTube
ここからは、一般にいわれる使い方を筆者が整理したものです。
- 学習漫画・図鑑:歴史や科学など、文字だけだと難しい内容に入りやすいです。
- アニメ・映画:見たあとに「どこが面白かった?」と話すと、言葉にする練習になります。
- YouTube:実験や工作など、学べる動画もあります。おすすめに次々出てくるので、見る時間と見る動画を先に決めます。
動画やゲームの時間は、日本小児科医会の2004年の提言が、すべてのメディアに触れる総時間を1日2時間までを目安としています[4]。
お出かけ・旅行で学ぶ
博物館や科学館、旅行先の地図や看板は、教科書の内容と結びつけやすい場です(筆者の考えです)。
行く前に少し調べる、帰ってから写真を見て話す、と前後に一手間かけると、記憶に残りやすくなります。
プレゼント選びのヒント
クリスマスや誕生日に「勉強にもなるもの」を選ぶなら、子どもがいま夢中になっているものから広げるのがおすすめです(筆者の考えです)。
恐竜が好きなら図鑑、電車が好きなら日本地図のパズル、のように選ぶと、遊びのまま学びにつながります。
よくある疑問
ゲームばかりで、勉強になっているか心配です。
学習目的のゲームでも、やる気を高める点では、ほかの方法より高いとは言えない結果でした[1]。
ゲームだけに任せず、時間を決めて、紙の勉強とも組み合わせるのがよさそうです。
YouTubeは勉強になりますか?
内容によります。見る動画を親子で選び、見たあとに話す時間をとると、ただ流し見するより学びにつながりやすいと考えられます。
マイクラや桃鉄は、家でも勉強になりますか?
家庭用の通常版で遊ぶときは、「この駅はどの県?」のように、遊びながら話しかけると学びにつながります。
参考にした資料
- Wouters, van Nimwegen, van Oostendorp, van der Spek「A meta-analysis of the cognitive and motivational effects of serious games」Journal of Educational Psychology(2013年)。アイントホーフェン工科大学の研究成果ページ(要旨を確認:学習77件・参加者5,547人、学習d=0.29、保持d=0.36、やる気は差なし、追加の指導・複数回・グループで効果が出やすいという記載。論文の本文は開けていない。)
- コナミ「『桃鉄 教育版』導入校が12,300校を突破 今春よりフリースクールなどへの提供も開始」(2025年3月26日。学校教育機関向けに無償で提供、導入校12,300校のうち小学校は6,800校以上、フリースクールなどへの提供開始。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
- 日本マイクロソフト「プログラミングと協働的な学びを育む教育版マインクラフト」(学校向けの教育版マインクラフトの紹介。無料で試せることと、Microsoft 365 Education の一部プランに含まれること。検索結果の要約で確認し、資料本文はこの記事を書いた環境から開けなかった)
- 日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会「「子どもとメディア」の問題に対する提言」(2004年2月6日)(メディアに触れる総時間は1日2時間までを目安、テレビゲームは1日30分までを目安、という提言の項目と、乳幼児から思春期までを含む提言であることを確認。)
この記事について:当サイトの他の記事で資料を開いて確かめた内容(それぞれの資料の説明を参照)と、検索結果の要約で確かめた内容(説明に「検索結果の要約で確認」と書いたもの)を使っています。研究の多くは海外のもので、家庭の状況にそのまま当てはまるとは限りません。