九九のおもちゃ・知育玩具の選び方|年齢と目的で比べる4タイプ
結論:年齢と「何を身につけたいか」で選ぶ
- 習う前の年長〜1年生は、手で動かすタイプでかけ算の意味にふれます。
- 習っている最中は、音が出るタイプや歌で、唱え方を耳から覚えます。
- 覚えたあとは、ボードゲームやカードゲームで速く答える練習をします。
- おもちゃだけで終わらせず、1日5分の唱える練習と組み合わせます。
比べたのはおもちゃのタイプです。個別の商品の使い心地は書いていません。年齢・目的別の表へ
この記事を書いた人:神奈川で共働き・子ども3人の親で、九九ゲーム「九九ダッシュ」を作っています。
子どもの1人が九九を練習していました。この記事では、九九やかけ算の知育玩具の説明を調べて、選ぶときに見るところを整理しました。
知育玩具は、九九を「遊びの中で何度も目と耳と手にふれさせる」ための道具です。覚え方の全体は「九九の覚え方とコツ」にまとめています。
このページでは、おもちゃ選びに絞って書きます。
年齢・目的別の選び方表|4タイプを比べる
九九やかけ算にふれられるおもちゃは、おもに次の4タイプに分かれます。
| タイプ | 例 | 向く時期の目安 | 身につくこと | ひとりで | 気になるところ |
|---|---|---|---|---|---|
| 音が出る | 押すと九九を読み上げるボード・ポスター | 習う前〜習っている最中 | 唱え方を耳で覚える | できる | 電池がいる。音量が気になることも |
| 手で動かす | 百玉そろばん、ブロック、おはじき | 年長〜2年生 | 「同じ数のまとまり」の意味 | 大人と一緒が向く | 九九を言う練習にはなりにくい |
| パズル | 式と答えを組み合わせるピース | 習っている最中〜覚えたあと | 式と答えの組み合わせ | できる | ピースをなくしやすい |
| ボードゲーム・カードゲーム | すごろく、カルタ、対戦カード | 覚えたあと | 速く答える力 | 家族と遊ぶ | 相手がいないと遊べない |
「向く時期」は運営者の目安です。おもちゃの対象年齢は、パッケージや販売ページの表示で確かめてください。九九は小学2年生の10月ごろから習うことが多いです(九九はいつから習う?)。
知育玩具を紹介する記事では、百玉そろばんが「玉を動かして数え方を学び、かけ算や割り算もできる」おもちゃとして紹介されていました[1]。
手で動かすタイプは、九九を覚える前の「まとまりで数える」練習に向いています。
買う前に見るところ
- 対象年齢:パッケージや販売ページの表示を確かめる
- 小さい部品:玉・コマ・ピースの大きさ。下の子がいる家は誤飲に注意
- 九九の範囲:1の段から9の段まで入っているか
- 読み上げの声:音が出るものは、「しちは」など唱え方が学校とちがわないか(説明や動画で確かめられるとき)
- 電池と音量:電池の種類、音量を調整できるか
- 片付け:箱やケースにまとまるか。出しっぱなしにならないか
九九の唱え方は地域や家庭で少しちがうことがあります。学校で習う読み方は「九九の読み方一覧」で声つきで確かめられます。
画面を使わない練習と、どう組み合わせるか
おもちゃは楽しい反面、遊びだけで終わることもあります。
歌・おもちゃ・唱える練習を、1日の中の決まった時間に分けて置くと続けやすくなります。共働きの家庭でも組み込みやすい例です。
| 時間 | やること | 使うもの |
|---|---|---|
| 朝の支度・車 | 九九の歌を流す | 歌のCD・音源 |
| 夕方 | 今日の段を、おもちゃで動かしながら唱える | 手で動かすタイプ・音が出るタイプ |
| 夕食後 | 家族で1回だけ対戦 | ボードゲーム・カードゲーム |
| 寝る前 | 絵本を読む(習う前の子) | 九九の絵本 |
歌は手がふさがっていても聞けるので、忙しい時間に向いています。九九の歌や音声問題をQRコードで聞ける本もあります[2]。
歌の選び方は「九九の歌と語呂合わせ」にまとめています。
九九を習う前の子には、かけ算の意味を絵で見られる本も合います。
タブレット・ゲームとの比べ方
画面を使う練習には、問題をたくさん出してくれる・まちがえた問題を覚えておいてくれる、というよさがあります。
いっぽうで、使う時間の決め方は家庭で考える必要があります。
- おもちゃ:手と目と耳を使う。かけ算の意味や、家族で遊ぶ時間に向く
- ゲーム・アプリ:問題の数をこなす。苦手な問題をくり返すのに向く
- タブレットの通信教育:九九だけでなく、ほかの教科もまとめて学べる
声で答える練習なら、無料の九九ゲーム九九ダッシュ(5の段から)も使えます。
アプリの選び方は「九九アプリの選び方」、タブレット学習の気をつけたいことは「小学生のタブレット学習」にまとめています。
正直なデメリット・向かない子
- おもちゃで遊んでいても、九九を唱える練習にならないことがあります。遊ぶ前に「今日は3の段」と決めておくのがおすすめです
- 音が出るものは、きょうだいが勉強しているそばでは気になることがあります
- ボードゲームは相手が必要です。大人が毎日つき合えない家庭では、出番が少なくなりがちです
- おもちゃが増えると片付けが大変です。1つ選んで、使わなくなったら次を考えるくらいでちょうどよいです
次の一歩
おもちゃを選んだら、1日5分だけ「今日の段」を決めて遊びましょう。
覚える順番や、歌・ゲームとの組み合わせ方は、柱の記事「九九の覚え方とコツ」にまとめています。
よくある疑問
九九のおもちゃは、何歳ごろから使えますか?
おもちゃごとに対象年齢がちがうので、パッケージや販売ページの表示で確かめてください。
九九を習う前の年長〜1年生なら、玉や積み木を動かして「同じ数のまとまり」にふれるタイプが向いています。
もう九九を言える子にも、知育玩具は役に立ちますか?
言えるようになった子には、速く答える練習や、家族で遊べるボードゲーム・カードゲームのほうが合います。
覚えなおしの段階で、ゲームとして続けるきっかけになることもあります。
下の子がいる家で、気をつけることはありますか?
玉やコマなど小さい部品があるおもちゃは、小さな子の誤飲に注意が必要です。
対象年齢と部品の大きさを確かめて、使い終わったら手の届かない場所にしまってください。
九九の歌のCDと、音が出るおもちゃはどちらがいいですか?
歌は車や朝の支度中に流せて、手がふさがっていても聞けます。音が出るおもちゃは、子どもが自分で押して聞きたい九九を選べます。
耳から覚えたい子なら、まず手軽な歌から試すのもひとつの方法です。
参考にした資料
- いこーよ「乳幼児&小学生おすすめ「知育玩具」11選」(100玉そろばんが、玉を動かして数の数え方を学べ、掛け算や割り算もできると紹介されていることを確認)
- リセマム(PR TIMES)「『歌にのって かけ算九九早覚え』が新登場」(九九の歌や音声問題をQRコードで聞ける本の例として、仕様の説明を確認)
この記事について:運営者は、この記事で紹介したおもちゃを使い比べていません。比較表と組み合わせ例は、売られている商品の説明をもとに運営者が整理した目安です。2026年10月時点の情報です。