3の段の覚え方|さざんがく・さぶろくのコツと5問テスト
3の段は、九九のなかで読み方の変わる所がいちばん多い段です。
3×3の「さざんがく」、3×6の「さぶろく」、3×8の「さんぱ」と、ふだんの数の読み方とちがう言い方が3つも出てきます。
このページでは、3の段の読み方を声で確かめられる表と、答えの並びの決まり、つまずきやすい所、覚えるコツをまとめました。
最後に、その場で答え合わせできる5問のテストがあります。
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無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」であそぶ3の段の読み方(9個)
3の段の9個の九九を、読み方と答えといっしょに並べました。🔊を押すと、九九ダッシュの読み上げと同じ声で聞けます。
「答えをかくして唱える」を押すと、答えの部分がかくれるので、表を見ながら唱える練習に使えます。
| 九九 | 読み方 | 答え | 声 |
|---|---|---|---|
| 3×1 | さんいちがさん | 3 | |
| 3×2 | さんにがろく | 6 | |
| 3×3 | さざんがく | 9 | |
| 3×4 | さんしじゅうに | 12 | |
| 3×5 | さんごじゅうご | 15 | |
| 3×6 | さぶろくじゅうはち | 18 | |
| 3×7 | さんしちにじゅういち | 21 | |
| 3×8 | さんぱにじゅうし | 24 | |
| 3×9 | さんくにじゅうしち | 27 |
音声:VOICEVOX:ずんだもん。読み方は九九ダッシュの読み上げと同じです。教科書や地域によって少しちがう読み方をすることがあるので、学校で習った言い方を優先してください。
3の段の答えの並びの決まり
3の段の答えは、3、6、9、12、15、18、21、24、27です。かける数が1増えると、答えは3増えます。
答えが20をこえるのは、2の段にはなかったことで、3×7から「にじゅう」が出てきます。
3の段のおもしろい所は、答えの一の位に1から9までの数が1回ずつ出てくることです。
一の位だけを並べると「3、6、9、2、5、8、1、4、7」になります。
この順番は、電話やスマホの数字ボタン(上の段が1・2・3の並び)で見ると、右の列、まん中の列、左の列を、それぞれ上から下へなぞる形になります。
電卓は数字の並びが上下逆なので、電話のボタンで確かめてください。
もう1つの決まりは、答えの十の位と一の位をたすと、3・6・9のどれかになることです。たとえば3×8=24なら、2+4=6です。
もし「3×8=26」と答えたら、2+6=8になるので、どこかでまちがえたとわかります。
3の段でつまずきやすい所
読み方が変わる3つ
3の段には、ふだんの数の読み方から音が変わる九九が3つあります。
| 九九 | ふだんの読み方 | 九九の読み方 |
|---|---|---|
| 3×3 | さん・さん | さざんがく |
| 3×6 | さん・ろく | さぶろくじゅうはち |
| 3×8 | さん・はち | さんぱにじゅうし |
どれも理屈で考えるより、決まった言い方として口に覚えさせるほうが早い所です。
止まりやすいのはこの3つなので、ここだけ取り出して何回か言うと、段全体が通りやすくなります。
「さんし/じゅうに」の区切り
3×4は「さんしじゅうに」です。これを「さん・しじゅうに」と区切って聞くと、「しじゅうに(42)」に聞こえてしまいます。
正しい区切りは「さんし/じゅうに」です。読み上げを聞いて、どこで区切るかを確かめてみてください(区切りの話は運営者の見立てです)。
「さんし」と「さんしち」
3×4の「さんし」と、3×7の「さんしちにじゅういち」は、出だしがほとんど同じです。
3×7は答えも「にじゅういち」と長く、3の段でいちばん長い九九です。とちゅうで息が切れて、言いまちがえやすくなります。
3の段の覚え方のコツ
読み方が変わる3つを先に練習する
「さざんがく」「さぶろくじゅうはち」「さんぱにじゅうし」の3つを、先にそれぞれ何回か言ってから、段を通して唱えます。
全部を同じ回数くり返すより、止まる所だけ多めに言うほうが、短い時間で通るようになります。
3つで1組のものと結びつける
三輪車の車輪、三角形の角、三つ葉のクローバーなど、3つで1組のものを数えると、3×5が「3こずつのまとまりが5つ」だとイメージしやすくなります。
答えの決まりで確かめる
答えを言ったあとに、十の位と一の位をたして3・6・9になるかを確かめる習慣をつけると、自分でまちがいに気づけます。
少しなれてきた子には、電話のボタンの図を見ながら一の位の順番を追うのも、気分を変える練習になります。
3×4と4×3はセットで
3の段の次に習う4の段には、4×3=12(しさんじゅうに)があります。
3×4と答えが同じなので、3の段を覚えたら「3×4と4×3はどちらも12」とセットで確かめておくと、4の段が楽になります。
学校では何番目に習う?
3の段は、学校では5の段・2の段の次、3番目に習うことが多い段です。
広島市教育センターの学習指導案では、5→2→3→4の段の順に扱い、3の段からは「乗法について成り立つ性質を用いて」九九のつくり方を考える計画になっていました[1]。
東京書籍の教科書を使った羽曳野市の学習指導案も、5・2・3・4の段の順でした[2]。
「乗法について成り立つ性質」とは、かける数が1増えると答えがかけられる数だけ増える、かける順番を入れかえても答えは同じ、といったかけ算の決まりのことです。
教科書や学校によって順番がちがうこともあるので、お子さんの教科書で確かめてください。
3の段の小テスト(5問)
3の段から5問を、順番をまぜて出します。5問目だけは、答えから「かける数」を考える問題です。
答えから式を考える力は、3年生で習うわり算につながります。
3の段から5問。数字を入れて「答え合わせ」を押してください。
九九ダッシュで3の段を練習する
無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」では、3の段だけを選んで練習できます。
下のボタンを押すと、3の段が光った「どの段にする?」の画面が開くので、3の段をタップすると始まります。
- だんをえらぶ:3の段から15問。最初の9問は順番どおり、残りの6問はバラバラに出ます。
- きいてこたえる:式を見せずに、声だけで問題が出ます。読み方と答えを耳で結びつける練習になります。
- 九九マップ:81個の九九の習熟が色でわかります。3回つづけて1.8秒以内に答えると金色になるので、「3の段の9マスを金色に」を目標にできます。
順番どおりの唱え方から、逆から、バラバラへと進める練習の順番は、「上がり九九・下がり九九・バラ九九」の記事にまとめています。
81個すべての読み方は「九九の読み方一覧」で聞けます。
段ごとの覚え方:2の段 3の段 4の段 5の段 6の段 7の段 8の段 9の段
よくある疑問
「さざんがく」「さぶろく」は、なぜ読み方が変わるのですか?
はっきりした理由を書いた資料は見つけられませんでした。
九九ではこう読むと決まっているので、理由を考えるより、言い方ごと覚えるほうが早いです。
このページの🔊で、読み上げを聞いてまねしてみてください。
3×8は「さんぱ」と「さんはち」のどちらですか?
九九ダッシュは「さんぱにじゅうし」と読み上げています。
九九の読み方は教科書や地域で少しちがうことがあるので、学校で習った言い方がある場合は、そちらに合わせてください。
3の段の次は、何の段を練習すればいいですか?
学校では4の段に進むことが多いです。
4の段は「4」をすべて「し」と読むので、3の段の「さんし」「さんしち」の区別ができていると入りやすくなります。
参考にした資料
- 広島市教育センター「第2学年 算数「新しい計算を考えよう〔かけ算(1)〕」学習指導案」(指導計画で5の段→2の段→3の段→4の段の順に扱うこと、九九の構成を「累加の考え方や乗数と積の関係などを基に」考えさせること、評価規準の「乗数が1ずつ増えるときの積の増え方や交換法則」を確認)
- 羽曳野市「令和7年度 第2学年 算数「新しい計算を考えよう かけ算(1)」学習指導案」(東京書籍「新編 新しい算数2」を使った全18時間の計画で、5の段(第8〜9時)、2の段(第10〜11時)、3の段(第12〜13時)、4の段(第14〜15時)の順に扱うことを確認)
この記事について:九九の読み方は、九九ダッシュのゲーム本体の読み上げデータと同じものを使っています。学習指導案は、学校での扱いの一例です。教科書や学校によって、習う順番や読み方がちがうことがあります。答えの並びの決まりは、運営者が九九の答えから確かめてまとめたものです。