PRこの記事の末尾に、教材の紹介(広告)を含みます。

7の段の覚え方|止まりやすい所と、電卓の並びで覚えるコツ

公開:2026-10-14 最終更新:2026-10-14 運営:九九ダッシュ運営

7の段は、九九の中でもつまずきやすい段の一つです。ベネッセの調査でも、2年生の九九で正答率が低い側に入っていました[1]。

答えの並びに決まりが見えにくいことや、読み方がすべて「しち」で始まることが、覚えにくさにつながっていると考えられます。

このページでは、7の段の9つの九九を音声つきで並べ、見えにくい決まりを「電卓の並び」で見えるようにしました。

止まりやすい所と覚えるコツ、その場で答え合わせできる小テストもまとめています。

登録なし・声で覚える、無料の九九ゲーム

会員登録なし・無料。問題と答えを声で読み上げるので、目と耳の両方で九九を覚えられます。苦手な九九は自動で多めに出ます。

無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」であそぶ

7の段の九九(読み方つき)

🔊を押すと、九九ダッシュと同じ声で読み方を聞けます。色のついた行は、6の段までを習ったあとで新しく覚える3つです。

7の段の九九と読み方(色つき=6の段までにない式)
式答え読み方聞く
7×17しちいち がしち
7×214しちに じゅうし
7×321しちさん にじゅういち
7×428しちし にじゅうはち
7×535しちご さんじゅうご
7×642しちろく しじゅうに
7×749しちしち しじゅうく
7×856しちは ごじゅうろく
7×963しちく ろくじゅうさん

音声:VOICEVOX:ずんだもん

九九では7を「なな」ではなく「しち」と読みます。九九ダッシュの読み上げも「しち」です。

読み方は教科書や学校によってちがうことがあるので、学校で習った言い方があれば、そちらに合わせてください。

81個すべての読み方は九九の読み方一覧にまとめています。

7の段の答えの並びの決まり

7ずつ増える

答えは 7、14、21、28、35、42、49、56、63 と、7ずつ増えます。前の答えに7をたすと、次の答えになります。

学校でも、かける数が1ふえると答えはかけられる数(7)だけふえる、というきまりを使って7の段をつくる流れが示されています[2]。

7をたすのは、「10をたして3をひく」のと同じです。

そのため、一の位は1つ進むごとに3ずつ小さくなっていきます(7→4→1→8→5…)。

一の位は、電卓の数字の並びになる

2の段や5の段は一の位が同じ数のくり返しになりますが、7の段の一の位は 7・4・1・8・5・2・9・6・3 と、1から9が1回ずつ出てきます。

くり返しがないぶん、覚えにくく感じやすい並びです。

ところが、この並びは電卓の数字の並び(上の段が7・8・9)を、左の列から上から下へなぞった順と同じです(図1)。

図1 電卓の数字の並びと、7の段の答えの一の位。左上の小さい数字は「かける数」。左の列を上から下へ、次にまん中の列、右の列となぞると、7×1から7×9の順になります(運営者の整理)。

十の位は、列ごとに 0・1・2、2・3・4、4・5・6 と1ずつ増えます。

たとえば7×8なら、右の列の2番目なので一の位は6、右の列の十の位は4・5・6の2番目で5。答えは56です。

メモ

スマホの電話の画面は、上の段が1・2・3で、電卓とは上下が逆です。図を見せるときは、電卓かパソコンのテンキーの並びで見せてください。

大人の確かめ用:前と後ろの答えをたすと70

7×1と7×9、7×2と7×8のように、かける数をたして10になる組の答えをたすと、どれも70になります(7+63、14+56、21+49、28+42)。

7のかたまりが合わせて10個になるからです。

2年生には大きな数のひき算になるので、子どもに教えるより、大人が答えを確かめるときに使えます。

7の段でつまずきやすい所

後半の7×7・7×8・7×9

「しちしち しじゅうく」「しちは ごじゅうろく」「しちく ろくじゅうさん」の3つは、答えが大きく、6の段までには入れかえた形でも出てこない式です。

7の段を最後まで唱えると、ここで止まったり、勢いで言いまちがえたりしやすくなります。

7×6と6×7、そして48との取りちがえ

ベネッセの調査報告書では、6×7と6×8、7×6と8×6などの取りちがえがみられたと書かれています[1]。

7×6(しちろく しじゅうに)は42、6×8・8×6は48で、どちらも「しじゅう」で始まるため混ざりやすい組です。

「しち」と「し」の聞きまちがい

同じ報告書では、「しち」(7)と「し」(4)の混同もみられ、唱えるときの言い間違いが原因と思われる、と考察されています[1]。

7の段には、似た音が続く唱え方がいくつもあります。

「し」と「しち」が並ぶ唱え方
唱え方式答え
しちし にじゅうはち7×428
ししち にじゅうはち4×728
しちしち しじゅうく7×749
しちろく しじゅうに7×642

「しち」の「ち」まではっきり、ゆっくり言うだけでも、聞きまちがいは減らしやすくなります。

音だけで混ざる子は、式を見ながら唱える(目と耳の両方を使う)のも一つの方法です。

「しちく」と「しちは」

7×8(しちは ごじゅうろく)と7×9(しちく ろくじゅうさん)は、最後の2つで並んでいるうえ、「は」と「く」の1音しかちがいません。

56と63を入れかえて覚えてしまうことがあるので、小テストでは順番をまぜて確かめましょう。

調査でも、7の段は苦手側

2013年のベネッセの調査では、2年生で6・7・8の段の正答率が低い側に入っていました[1]。

7の段で時間がかかるのは、めずらしいことではありません。

段全体の傾向や、気になるときの相談先は九九が覚えられない子の悩みにまとめています。

7の段の覚え方のコツ

新しく覚えるのは3つだけ

かける数とかけられる数を入れかえても、答えは同じです。学校でも、このきまりを使って新しい段をつくります[2]。

6の段までが言えるなら、7の段の前半はすでに知っている九九です。

7の段のうち、もう知っている式(運営者の数え方)
7の段入れかえた式答え
7×11をかけても同じ7
7×22×7(2の段)14
7×33×7(3の段)21
7×44×7(4の段)28
7×55×7(5の段)35
7×66×7(6の段)42
7×7・7×8・7×9新しく覚える49・56・63

「7の段が全部言えない」ではなく「あと3つ」と考えると、取り組むハードルが下がります。

9の段を先に覚えている場合は、7×9も入れかえで済みます。

7を「5と2」に分ける

7のかたまりは、5のかたまりと2のかたまりを合わせたものです。5の段と2の段が言えれば、7の段の答えをつくれます。

宮城県の資料でも、6の段を4の段と2の段の答えを合わせてつくる考え方が紹介されています[3]。同じ考え方を7の段に使ったのが下の表です。

5の段+2の段=7の段(後半)
かける数5の段2の段7の段
6301242
7351449
8401656
9451863

唱えて覚える代わりにするのではなく、止まったときに自分で答えを取りもどすための道具として使うのがおすすめです。

7×8=56は「5・6・7・8」

56=7×8は、5・6・7・8と数字が順に並びます。よく知られた覚え方で、いちばん止まりやすい7×8の目じるしになります。

8の段の8×7も同じ56です。

7×7=49を基地にする

「しちしち しじゅうく」は、リズムがよく、覚えやすい子も多い九九です。

49を覚えたら、7をたして56(7×8)、7をひいて42(7×6)と、となりの九九を取りもどせます。

カレンダーで7ずつを見る

1週間は7日なので、カレンダーは7ずつの数の宝庫です。1日が日曜日の月なら、土曜日の列が 7・14・21・28 になります。

「3週間で何日?」のように、ふだんの会話で7の段を使う機会をつくれます。

練習は「3つにしぼって、短く」

  1. 7の段を通して唱え、止まった所に印をつける
  2. 印のついた2〜3個だけを、数回ずつ唱える
  3. もう一度、通して唱える。印が減っていれば前進
  4. 言えるようになったら、逆から(7×9→7×1)、次にバラバラで答える

順番どおり・逆から・バラバラの練習のちがいは上がり九九・下がり九九・バラ九九で、九九全体の覚え方は九九の覚え方とコツで紹介しています。

語呂合わせや歌を使いたい場合は九九の歌と語呂合わせもどうぞ。

7の段の小テスト(5問)

7の段から5問を出します。数字を入れて「答え合わせ」を押すと、その場で○×と読み方が出ます。「問題を変える」で何回でもできます。

1問だけ「7×□=56」のように、答えからかける数を考える問題がまざります。

3年生のわり算(56÷7)につながる考え方です(割り算はいつ習う?)。

九九ダッシュで7の段を練習する

上のボタンを押すと、九九ダッシュの「どの段にする?」画面が、7の段が光った状態で開きます。

7の段で止まりやすい7×7・7×8・7×9は、まちがえたり時間がかかったりすると「にがてたいじ」で多めに出ます。

無料・会員登録なしで、スマホ・タブレット・パソコンのブラウザで遊べます。記録はその端末の中だけに残ります。

ほかの段の覚え方

← 6の段の覚え方8の段の覚え方 →

よくある疑問

7を「なな」と読んではいけませんか?

九九では「しち」と読むのが一般的で、九九ダッシュの読み上げも「しち」です。

ただ、読み方は教科書や学校によってちがうことがあるので、学校で習った言い方に合わせてください。

大切なのは、答えをすばやく正しく言えることです。

7の段だけ、何日たっても覚えられません。

7の段は、調査でも正答率が低い側に入っている段です[1]。6の段までが言えるなら、新しく覚えるのは7×7・7×8・7×9の3つです。

そこだけ短く練習し、止まったら「5の段+2の段」で答えを取りもどす方法を試してみてください。

気になるときは苦手な段の記事も参考にしてください。

7×8と8×7は、どちらで覚えればいいですか?

どちらも答えは56で、7の段では「しちは ごじゅうろく」、8の段では「はちしち ごじゅうろく」と唱えます。

7の段で覚えておけば、8の段を習うときに入れかえて使えます。

電卓の並びは、子どもに覚えさせたほうがいいですか?

無理に覚える必要はありません。九九は唱えて覚えるのが基本で、電卓の並びは「一の位が何だったか」を思い出す手がかりの一つです。

図を見て「おもしろい」と感じる子には、7の段に親しむきっかけになります。

参考にした資料

  1. ベネッセ教育総合研究所「小学生の計算力に関する実態調査 2013 報告書」(2年生の乗法九九の結果の部分。6・7・8の段が正答率の低い側に入っていること、6×7と6×8、7×6と8×6などの取りちがえ、「しち」と「し」、「はち」と「しち」の混同がみられ、唱えるときの言い間違いが原因と思われると考察されていることを確認。段ごとの正答率の数値は確認できていません)
  2. 練馬区立小学校「第2学年 算数「かけ算(2) 九九をつくろう」の学習指導案」(単元は17時間で、6の段と7の段に6時間、8の段と9の段に4時間(10時間目に1の段も)をあてる計画であること、かける数が1ふえると答えはかけられる数だけふえる・入れかえても答えは同じ、などのきまりを使って九九をつくる流れを確認)
  3. 宮城県「2年 かけ算 乗法九九(6の段)の資料」(習った九九を使って6の段をつくる授業で、6ずつたす、前の答えに6をたす、4の段と2の段の答えを合わせる、入れかえる、という考え方が示されていることを確認)

この記事について:ベネッセの報告書、練馬区と宮城県の資料は、この記事を書くときに資料を開いて内容を確かめました(PDFは読み取りツールを通して読んだため、細かい言い回しは原文で確かめてください)。答えの並びの決まりや「新しく覚える数」は、運営者が計算して確かめたものです。家庭での練習の工夫は一般にいわれる方法で、研究で効果が確かめられたものではありません。

九九の「できた!」を、ほかの教科にも

お子さまが楽しく続けられる教材を探している方へ。九九ダッシュ運営がまとめた紹介ページです。

保護者向けの紹介ページを見る(PR)

あわせて読みたい

読みもの一覧へ