4の段の覚え方|「し」の読みに慣れるコツと5問テスト
4の段は、4をすべて「し」と読む段です。
ふだんは「よん」と読むことが多いので、「しいちがし」「ししじゅうろく」と「し」が続くと、口が止まりやすくなります。
このページでは、4の段の読み方を声で確かめられる表と、答えの並びの決まり、聞きまちがえやすい組、覚えるコツをまとめました。
最後に、その場で答え合わせできる5問のテストがあります。
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4の段の9個の九九を、読み方と答えといっしょに並べました。🔊を押すと、九九ダッシュの読み上げと同じ声で聞けます。
「答えをかくして唱える」を押すと、答えの部分がかくれるので、表を見ながら唱える練習に使えます。
| 九九 | 読み方 | 答え | 声 |
|---|---|---|---|
| 4×1 | しいちがし | 4 | |
| 4×2 | しにがはち | 8 | |
| 4×3 | しさんじゅうに | 12 | |
| 4×4 | ししじゅうろく | 16 | |
| 4×5 | しごにじゅう | 20 | |
| 4×6 | しろくにじゅうし | 24 | |
| 4×7 | ししちにじゅうはち | 28 | |
| 4×8 | しはさんじゅうに | 32 | |
| 4×9 | しくさんじゅうろく | 36 |
音声:VOICEVOX:ずんだもん。読み方は九九ダッシュの読み上げと同じです。教科書や地域によって少しちがう読み方をすることがあるので、学校で習った言い方を優先してください。
4の段の答えの並びの決まり
4の段の答えは、4、8、12、16、20、24、28、32、36です。かける数が1増えると、答えは4増えます。
4の段のいちばん使える決まりは、2の段の答えを2倍すると、4の段の答えになることです。
4こずつのまとまりは、2こずつのまとまりが2つ分だからです。
| かける数 | 2の段 | 2倍すると | 4の段 |
|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 2+2 | 4 |
| 2 | 4 | 4+4 | 8 |
| 3 | 6 | 6+6 | 12 |
| 4 | 8 | 8+8 | 16 |
| 5 | 10 | 10+10 | 20 |
| 6 | 12 | 12+12 | 24 |
| 7 | 14 | 14+14 | 28 |
| 8 | 16 | 16+16 | 32 |
| 9 | 18 | 18+18 | 36 |
一の位は「4、8、2、6、0」をくり返します。2の段と同じく、答えはすべて偶数です。
また、4×5=20がちょうどまん中にあり、4×6はそこから4ふえて24、4×4はそこから4へって16、と考えることもできます。
4の段でつまずきやすい所
4はすべて「し」
九九では、4を「よん」ではなく「し」と読みます。4の段は、かけられる数がずっと4なので、9個すべてが「し」で始まります。
4×1は「しいちがし」と、1つの九九に「し」が2回出てきます。答えの24も「にじゅうし」と読みます。
「し」が続く所
4×4の「ししじゅうろく」と、4×7の「ししちにじゅうはち」は、「し」と「しち」が並ぶので、言いにくく、聞き取りにくい所です。
とくに4×7は「しし…」と言いまちがえやすいので、ゆっくり区切って言います。
答えの音が似ている組
4の段には、九九の後ろ半分(答えの部分)の音が似ている組があります。
| 九九 | 読み方 | 答え |
|---|---|---|
| 4×3 | しさん/じゅうに | 12 |
| 4×8 | しは/さんじゅうに | 32 |
| 4×4 | しし/じゅうろく | 16 |
| 4×9 | しく/さんじゅうろく | 36 |
「しさんじゅうに」は、「し・さんじゅうに」と区切ると32に聞こえてしまいます。正しい区切りは「しさん/じゅうに」です。
4×3を32、4×4を36と答えるまちがいは、この音の似かたから起こりやすいと考えています(運営者の見立て)。
「かける数が4」の九九も要注意
ベネッセの調査では、2年生の九九で、かける数のほうでは4・7・8に注意が必要だと考察されていました[3]。
6×4、7×4のように、4がうしろに来る九九も、ほかの段を練習するときに気にかけておきましょう。
4の段の覚え方のコツ
2の段から2倍でつくる
2の段を覚えている子なら、4の段は「2の段の答えを2倍」でつくれます。
忘れたときに自分で答えを出し直せるので、ひとりで練習しやすくなります。先に2の段を確かめておくと安心です。
4×5=20を目じるしにする
4×5=20(しごにじゅう)は、ちょうど20になるので覚えやすい九九です。
4×6、4×7が出てこないときは、20から4ずつたして考えます。
4つで1組のものと結びつける
車のタイヤ、いすの脚、犬やねこの足など、4つで1組のものを数えると、4×6が「4こずつのまとまりが6つ」だとイメージしやすくなります。
似ている組を並べて言う
上の表の「しさんじゅうに」と「しはさんじゅうに」のように、音が似ている組は、続けて言ってちがいを確かめます。
🔊で読み上げを聞き、区切る位置をまねすると、聞きまちがいが減ります。
学校では何番目に習う?
4の段は、学校では5・2・3の段の次、2年生のかけ算の最初の単元で最後に習うことが多い段です。
広島市教育センターの学習指導案では、5→2→3→4の段の順に扱い、4の段は3の段と同じく「乗法について成り立つ性質を用いて」九九のつくり方を考える計画でした[1]。
東京書籍の教科書を使った羽曳野市の学習指導案も、同じ順番でした[2]。
4の段のあとは、次の単元で6の段から9の段、1の段へと進むことが多いです。
教科書や学校によって順番がちがうこともあるので、お子さんの教科書で確かめてください。
4の段の小テスト(5問)
4の段から5問を、順番をまぜて出します。5問目だけは、答えから「かける数」を考える問題です。
答えから式を考える力は、3年生で習うわり算につながります。
4の段から5問。数字を入れて「答え合わせ」を押してください。
九九ダッシュで4の段を練習する
無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」では、4の段だけを選んで練習できます。
下のボタンを押すと、4の段が光った「どの段にする?」の画面が開くので、4の段をタップすると始まります。
- だんをえらぶ:4の段から15問。最初の9問は順番どおり、残りの6問はバラバラに出ます。
- きいてこたえる:式を見せずに、声だけで問題が出ます。読み方と答えを耳で結びつける練習になります。
- 九九マップ:81個の九九の習熟が色でわかります。3回つづけて1.8秒以内に答えると金色になるので、「4の段の9マスを金色に」を目標にできます。
順番どおりの唱え方から、逆から、バラバラへと進める練習の順番は、「上がり九九・下がり九九・バラ九九」の記事にまとめています。
81個すべての読み方は「九九の読み方一覧」で聞けます。
段ごとの覚え方:2の段 3の段 4の段 5の段 6の段 7の段 8の段 9の段
よくある疑問
4を「よん」と読んで覚えてしまいました。直したほうがいいですか?
学校の九九は4を「し」と読むので、早めに直しておくと、テストや音読で言い直す手間がなくなります。
🔊の読み上げを聞いて、「4のときは、し」と決めてから唱え直してみてください。
4×8は「しは」と「しはち」のどちらですか?
九九ダッシュは「しはさんじゅうに」と読み上げています。
九九の読み方は教科書や地域で少しちがうことがあるので、学校で習った言い方がある場合は、そちらに合わせてください。
4の段が覚えられたら、次は何をすればいいですか?
5・2・3・4の段をまぜて答える練習をすると、「かけ算(1)」で習う段がしっかり身につきます。そのあとは6の段に進みます。
6〜8の段は苦手になりやすいので、時間をかけて練習しましょう。
参考にした資料
- 広島市教育センター「第2学年 算数「新しい計算を考えよう〔かけ算(1)〕」学習指導案」(指導計画で5の段→2の段→3の段→4の段の順に扱うこと、九九の構成を「累加の考え方や乗数と積の関係などを基に」考えさせること、評価規準の「乗数が1ずつ増えるときの積の増え方や交換法則」を確認)
- 羽曳野市「令和7年度 第2学年 算数「新しい計算を考えよう かけ算(1)」学習指導案」(東京書籍「新編 新しい算数2」を使った全18時間の計画で、5の段(第8〜9時)、2の段(第10〜11時)、3の段(第12〜13時)、4の段(第14〜15時)の順に扱うことを確認)
- ベネッセ教育総合研究所「小学生の計算力に関する実態調査 2013 報告書」(2年生の乗法九九の結果のうち、乗数(かける数)で注意が必要なのが4・7・8だという考察。この記事を書いた環境からは開けず、以前の記事で資料を開いて確認した内容です)
この記事について:九九の読み方は、九九ダッシュのゲーム本体の読み上げデータと同じものを使っています。学習指導案は、学校での扱いの一例です。教科書や学校によって、習う順番や読み方がちがうことがあります。ベネッセの調査は、この記事を書いた環境から開けなかったため、以前の記事で資料を開いて確認した内容を書いています。答えの並びの決まりは、運営者が九九の答えから確かめてまとめたものです。