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1の段の覚え方|「いん」の読み方と答えの決まり、5問テスト

公開:2026-10-18 最終更新:2026-10-18 運営:九九ダッシュ運営

結論:1の段は「いん」の読み方に慣れれば覚えられる

  • 答えはかける数とそのまま同じです(1×7=7)。計算で迷うことはほとんどありません。
  • つまずくのは計算より読み方です。「いち」が「いん」に変わるのに慣れることが中心です。
  • 学校では6・7・8・9の段のあと、最後に習うことが多い段です。
  • 順番どおり言えたら、逆から・バラバラまで確かめて終わりにします。

この記事を書いた人:神奈川で共働き・子ども3人を育てている、九九ダッシュ運営です。子どもの1人が九九を練習していたことから、声で覚える九九ゲーム「九九ダッシュ」を自作しました。

1の段は、答えがかける数と同じなので、いちばんやさしい段です。

それでも「いんいちがいち」の言い方が口になじまず、通して唱えると止まる子がいます。

このページでは、1の段の読み方を声で確かめられる表と答えの決まり、つまずきやすい所をまとめました。

最後に、その場で答え合わせできる5問のテストがあります。九九全体の進め方は九九の覚え方とコツにまとめています。

1の段の読み方(9個)

1の段の9個を、読み方と答えといっしょに並べました。🔊を押すと、九九ダッシュの読み上げと同じ声で聞けます。

「答えをかくして唱える」を押すと答えがかくれるので、表を見ながら唱える練習に使えます。

1の段の読み方(色の文字が、ふだんの「いち」と音が変わる所)
九九読み方答え声
1×1いんいちがいち1
1×2いんにがに2
1×3いんさんがさん3
1×4いんしがし4
1×5いんごがご5
1×6いんろくがろく6
1×7いんしちがしち7
1×8いんはちがはち8
1×9いんくがく9

音声:VOICEVOX:ずんだもん。読み方は九九ダッシュの読み上げと同じで、九九の読み方一覧とも同じです。教科書や地域によって少しちがう読み方をすることがあるので、学校で習った言い方を優先してください。

1の段は、9個とも答えが1けたです。そのため、9個すべてに「が」が入ります。

「が」が入る九九がここまでそろっている段は、1の段だけです。

1の段の答えの決まり

1の段の答えは、1から9までです。かける数がそのまま答えになります。

1×6は「1が6こ分」という意味です。1こずつのっているお皿が6まいあれば、全部で6こです。

かけ算の意味(1つ分の数×いくつ分)がわかっていれば、覚えなくても答えが出せます。

もう1つの決まりは、どの段でも「×1」の答えはその段の数になることです。

かけ算はかける順番を入れかえても答えが同じなので、1の段とほかの段の最初の九九は、答えがペアになっています。

1の段と、ほかの段の「×1」は答えが同じ
1の段ほかの段の最初答え
1×2(いんにがに)2×1(にいちがに)2
1×5(いんごがご)5×1(ごいちがご)5
1×7(いんしちがしち)7×1(しちいちがしち)7
1×9(いんくがく)9×1(くいちがく)9

学校で1の段を習うころには、ほかの段の「×1」はもう唱えています。

「5×1が5だから、1×5も5」と、知っている九九から確かめられます。

1の段でつまずきやすい所

「いち」が「いん」になる

1の段は、かけられる数の1を全部「いん」と読みます。

ふだんの数え方のくせで、「いちいちがいち」「いちにがに」と言ってしまいやすい所です。

九九の読み方一覧で確かめると、「いち」が「いん」になるのは、81個の中で1の段の9個だけでした。

民間の学習サイトでも、1の段で止まりやすいのは計算ではなく「いんいちがいち」のような言いにくい読み方だ、と説明されていました[3]。

「いんしがし」と「いんしちがしち」

1×4は「いんしがし」、1×7は「いんしちがしち」です。

どちらも「し」で始まるので、急いで唱えると取りちがえやすいと運営者は考えています。

読み上げを聞きくらべて、「し」と「しち」の長さのちがいを耳で確かめておきましょう。

1×8は「いんはち」、1×9は「いんく」

ほかの段では8が「は」や「ぱ」に変わることがありますが、1の段は「いんはちがはち」のまま「はち」です。

1×9は「きゅう」ではなく「いんくがく」と「く」で読みます。

やさしすぎて、かけ算の意味があいまいになる

答えがかける数と同じなので、「1×6」と「6×1」のちがいを考えないまま覚えてしまうことがあります。

答えはどちらも6ですが、1×6は「1が6こ」、6×1は「6が1こ」です。

文章題で式を立てるときに必要になる考え方なので、お皿やおはじきで一度だけ並べてみると安心です。

学校では6〜9の段のあと、最後に習う

家では「1の段から順番に」覚えることもありますが、学校では1の段は最後のほうに出てきます。

練馬区の学習指導案では、かけ算(2)の単元で6・7・8・9・1の段の順に扱い、1の段は第10時に置かれていました[1]。

佐賀県の小学校のサイトで公開されている学習指導案でも、6・7・8・9・1の段の順で、1の段は全13時間の8時間目でした[2]。

1の段の時間には、九九を唱えるだけでなく、かけ算の意味を確かめる活動がありました。

練馬区の指導案では「1×6の式からかけ算の意味を確かめる」、佐賀県の指導案では「被乗数が1のかけ算の立式」が書かれていました[1][2]。

教科書会社ごとの時期は九九はいつから習う?に、習う段の順番とその理由は九九を覚える順番にまとめています。

1の段の覚え方のコツ

ほかの段の「×1」とセットで唱える

「いんにがに」と「にいちがに」のように、上の表のペアを続けて唱えると、答えが同じことに気づきやすくなります。

1の段だけを覚える時間をとらなくても、ほかの段の復習のついでに確かめられます。

指やおはじきで「1が○こ」を見せる

指を1本ずつ立てながら「いんいちがいち、いんにがに…」と唱えると、立てた指の数がそのまま答えになります。

指が9本まで使えるので、1の段は最後まで指で確かめられる段です。

順番どおりのあとは、まぜて聞く

1の段は順番どおりならすぐ言えるので、そこで終わりにしがちです。

ほかの段とまぜたときに「いん」の読み方で止まらないように、カードをまぜて1枚ずつ答える練習まで進めておきましょう。

カードを使った遊び方は九九カードの遊び方にまとめています。

1の段の小テスト(5問)

1の段から5問を、順番をまぜて出します。5問目だけは、答えから「かける数」を考える問題です。

1の段は答えとかける数が同じなので、ここでかけ算の意味が分かっているかを確かめられます。

1の段から5問。数字を入れて「答え合わせ」を押してください。

九九ダッシュで1の段を練習する

無料の九九ゲーム「九九ダッシュ」では、1の段だけを選んで練習できます。

下のボタンを押すと、1の段が光った「どの段にする?」の画面が開くので、1の段をタップすると始まります。

順番どおり→逆から→バラバラへと進める練習の順番は、上がり九九・下がり九九・バラ九九のちがいの記事にまとめています。

段ごとの覚え方:1の段 2の段 3の段 4の段 5の段 6の段 7の段 8の段 9の段

このページだけでは足りないこと

よくある疑問

1の段は、なぜ学校で最後に習うのですか?

確認した学習指導案には、理由ははっきり書かれていませんでした。

練馬区の指導案では、1の段の時間に「1×6」の式からかけ算の意味を確かめる活動がありました。

ほかの段で「1つ分×いくつ分」に慣れたあとに、1の段でかけ算の意味を確かめ直す流れだと読み取れます(運営者の読み取りです)。

「いちいちがいち」と言ってしまいます。直したほうがいいですか?

答えはまちがっていないので、あわてて直さなくても大丈夫です。ただ、学校では「いんいちがいち」と唱えることが多いです。

表の🔊で読み上げを聞いて少しずつ学校の言い方にそろえていくと、授業の唱え方と混ざりにくくなります。

1の段は、答えがすぐわかるので練習しなくてもいいですか?

答えを出すだけなら、練習はほとんどいりません。

ただ、九九を通して唱えるときや、バラバラに聞かれたときに「いん」の読み方で止まる子がいます。

順番どおり・逆から・バラバラの3つを、1回ずつ確かめておくと安心です。

次の一歩として、九九全体の練習の進め方は九九の覚え方とコツからどうぞ。

参考にした資料

  1. 練馬区立小学校「第2学年 算数「かけ算(2) 九九をつくろう」学習指導案」(平成23年。6・7・8・9・1の段の順に扱い、1の段は第10時で「1の段の九九を構成し、かけ算の意味の理解を確実にする」こと、「1×6の式からかけ算の意味を確かめる」活動があることを確認)
  2. 佐賀県の小学校のサイトで公開「R6 算数科学習指導案 2年「かけ算(2)」」(6・7・8・9・1の段の順に扱い、1の段は全13時間の8時間目で「被乗数が1のかけ算の立式」「1の段の九九の構成と唱え方と練習」を行うことを確認。資料の中に学校名と教科書の記載はありませんでした)
  3. スクールコンパス「つまずき九九 1の段」(1の段で止まりやすいのは計算より「いんいちがいち」のような読みにくい言い方だ、と説明されていることを確認。民間の学習サイトです)

この記事について:九九の読み方は、九九ダッシュのゲーム本体の読み上げデータと同じものを使っています。学習指導案は、学校での扱いの一例です。教科書や学校によって、習う順番や読み方がちがうことがあります。答えのペアの表は、運営者が九九の答えから確かめて作りました。2026年10月時点の情報です。

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